REPARO 7 ページ7
｢ねぇ、ママ。誰に会ったと思う？今列車の中で会った人、だーれだ？｣
｢駅でそばに居た黒い髪の子、覚えてる？あの子はだーれだ？｣
｢だあれ？｣
｢ハリー・ポッター！｣
その声が聞こえた瞬間、ジニーはAから手を離し、モリーの元へと向かった。
｢ねぇ、ママ。汽車に乗って見てきてもいい？ねぇ、ママ、お願い……｣
｢ジニー、もうあの子見たでしょ？動物園じゃないんだから、ジロジロ見たら可哀想でしょう。でもフレッド、本当なの？何故そうだとわかったの？｣
｢本人に聞いた。傷跡を見たんだ。ほんとにあったんだよ……稲妻のようなのが｣
｢可哀想な子……どうりで一人だったんだわ。どうしてかしらって思ったのよ。どうやってプラットホームに行くかって聞いた時、本当にお行儀がよかった｣
｢あら？Aはどこ？｣
『僕はここに居る。もう笛が鳴るよ、急がないと』
Aがそう言った時、笛が鳴った
｢急いで！｣
モリーが急かした。
Aも含め、四人は急いで汽車によじ登り、乗り込んだ。窓から身を乗り出して、お別れのキスを受けた。
記者がすべり出す。
モリーとジニーに手を振り、カーブに曲がって、二人見えなくなるとロンと一緒に空いてるコンパートメントを探しに行った。
｢どこも空いてないなぁ｣
ロンが歩き疲れたようにそう言った
『……あ、ここは？さっきの男の子一人だけだ。座らせてもらおう』
Aがロンに問うと、ロンは頷いて、コンパートメントの戸を開けた
｢ここ空いてる？｣
男の子の向かい側の席を指して尋ねる
その子は頷き、ロンとAはそのこと向かい合うように座った。
ロンはちらりと男の子を見ては、すぐに窓の外に目を移した。
｢おいロン、A｣
またコンパートメントの度が開き、そこにはフレッドとジョージが居た
｢なあ、俺達、真ん中の車両のあたりまで行くぜ……リーかでっかいタランチュラを持ってるんだ｣
｢わかった｣
『行ってらっしゃい。』
二人は言った。
そして、フレッドは男の子の方を見ては、名前を呼んだ
｢ハリー、自己紹介したっけ？僕達、フレッドとジョージ・ウィーズリーだ。こいつらは弟のロンとA。じゃ、また後でな｣
｢バイバイ｣
ハリーとロンが答えた。
二人はコンパートメントの戸を閉めて出て行った。
｢君、ほんとにハリー・ポッターなの？｣
ロンがポロリと言った
ハリーはこくりと頷いた
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
