REPARO 4 ページ4
キングス・クロス駅まで着くと、重たい荷物をカートで運びながら急いで九と四分の三番線まで走った。
｢これなら間に合うわね……チャーリー、先に行きなさい。｣
｢分かった｣
チャーリーがプラットホームの｢9｣と｢10｣に向かって進んで行くと、二本のプラットホームの分かれ目に差し掛かった時、チャーリーの姿が消えた
次々にチャーリーに続き、そこに向かうとスーッと通り抜け、その先には紅色の蒸気機関車がプラットホームに停車していた
｢ほら急いで！｣
モリーが急かす。
蒸気機関車の入口へ行くと四人は急いで乗り込んだ。
｢じゃあなジニー、ロン。Aもな。｣
チャーリーがそれぞれの頭を撫で、モリーの頬にキスをすると機関車の先へと進んで行った。
｢さよなら。母さん。またクリスマス休暇に。お前らもな｣
パーシーがそう言うと、モリーはその頬にキスをした。パーシーもチャーリーと同じように先へと進んで行った
｢お前達。くれぐれも問題は起こさないこと。｣
モリーがしっかりそう言うとフレッドとジョージはニヤリと笑った
｢ああ、分かってるよ。｣
｢これから"も"問題は起こさないように気をつけるよ｣
モリーはため息をつくと二人の頬にキスをした。
｢行ってらっしゃい。着いたらふくろう便を送ってと、チャーリーとパーシーにも言っといてちょうだい｣
｢はーいママ。じゃあね、ジニーもロンもAもな。｣
ジニーは泣き顔でぐすんぐすんと鼻をすすり、ロンは苦々しげな顔をし、Aはニコニコと微笑んだ
二人はリーという友達と一緒に汽車のコンパートメントを探しに行った。
｢あなた達も来年ね。ジニーはまだだけど｣
｢早く僕もホグワーツに行きたいよ｣
｢私も早く行きたい！｣
ジニーが顔を輝かせながらそう言った。
モリーはそんな二人に微笑んだ。
｢ジニーはまだよ。ロンはあと一年。A、この二人をよろしく頼んだわ｣
モリーがAの方を見て、微笑みながらそう言った
『うん、任せて』
Aはそう言った。
汽車がすべり出す。
ジニーは汽車を追いかけて走ったが、追いつけない速度になると、立ち止まって手を振っていた
｢僕、グリフィンドールがいいな。Aは？｣
Aの隣でそう言った
『僕はどこでもいいな。でも、ロンがグリフィンドールなら僕もグリフィンドールかな』
｢一緒になれるといいわね｣
その願いが叶うことは無かった
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未完成な考察者(プロフ) - 新作の通知が来て飛んで跳ねて落ち着いたので見に来ました。初見ですけどすごい好きです (2022年10月24日 21時) (
レス) @page17 id: 660614e350 (このIDを非表示/違反報告)
oyz031(プロフ) - とても面白く永遠に読めてよかったです。続き待ってます。 (2022年10月23日 16時) (レス) @page17 id: b0d40fc9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りばーれ | 作成日時：2022年8月12日 14時
