20.マンネリ防止 ページ21
＜ベッキョン＞
もう蜜が溢れ出しているそこに指をするりと２本入れて、慣れた手つきでお決まりのところをぐりぐりといじめる。
「やぁっ、はぁ、んっ!!」
可愛い声を出しながらきゅうきゅうと締め付けてくるそこ。
閉じようとする脚を、手持ち無沙汰な片手で防いで、大きく開かせて。
だらしなく開いた口から漏れる可愛い声…
会社ではあんなにしっかりしてるAからは想像も付かないほどの妖艶さ。
「ん、も、らめっ…んあっ!!」
ぎゅっ、ぎゅっ、とリズミカルに俺の指を締め付けつつ、大きく躰を弛ませて、Aは果てた。
今日も感度バツグンだな。
ずるりと指を抜いて、とろんとした目のAの前で、それを舐めてみる。
「もう…やだ…」
「ふふっ…」
恥ずかしそうに顔を隠すA…最高だね。
専ら、俺が責める方。
征服欲が掻き立てられて、たまらない。
俺はバスローブを脱いで、枕元のアメニティに手を伸ばす。
ゴムを手に取ると、素早く自分の元気にそそり立ったものに被せて。
自身を濡れそぼったそこに、グッと腰を突き立てる。
「んっ、はぁっ、あぁっ!!」
「はっ、ん、くっ…!!」
いつも通りの、最高の感覚…やっぱ相性ばっちり。
俺専用、って感じ、だ、けど…
『でさ、そのミンソクさんの相手、誰だと思う？』
『誰なんだよ』
『それがさ…Aさん、なんだって！』
…あぁ、くそっ！！なんで今思い出すんだっての！！！
「んっ、はぁっ、あぁっ!!」
「はぁーっ…んっ…!!」
余計なことは考えるな。今はただ、この快楽に溺れれば良い…。
さっきから顔を隠したまんまのAの腕を退かせて、しっかりと顔を見る。
「やぁっ…!!」
「はぁっ…Aっ…」
Aは俺ので、気持ちよさそうな、恍惚な顔を浮かべて…そう、俺ので。
…あれ、俺、行為中に名前呼んだの、はじめてかも…
身体さえ満たされればいいって考えだから…行為中に会話するとか、言葉責めとかも、したことない。
…したら、もっと気持ち良くなるかな。
もうすぐこの関係を始めて1年…マンネリ化防止のためにも…なんて。
「んっ…きもち、いい…？」
「へっ…？あっ、あぁっ!!」
Aの身体にピッタリと自分の身体をくっつけて、腰を振る。
「ねっ…名前、呼んでっ…」
「んっ、ベッ、キョン…んあっ!!」
素直に呼ばれた名前に…俺のは、より一層大きくなった気がした。
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作者名：LUKE | 作成日時：2020年11月6日 6時
