19.いつもの行為 ページ20
＜ベッキョン＞
今日も今日とて仕事を終え。
いつもの場所に、向かう。
職場の人には会わないように、と、電車で５つも離れた駅の近くのホテル。
Aはいつも先に部屋に入っていて、シャワーまで済ませている。
ガチャ
「…お待たせ」
「ん」
Aはバスローブ姿で脚を組んでスマホをいじっている。
俺はカバンを所定の場所に置き、真っ直ぐにシャワールームへ向かい。
シャワーを浴び終えて、Aとお揃いの備え付けのバスローブを着て、部屋に戻る。
Aは俺の気配を察すると、スマホを鞄にしまって立ち上がった。
「はじめよっか」
全て、いつも通り。
ベッドに上がって、形だけのキスをする。
Aは、舌使いがいやらしくて、ねっとりと絡めてくる。
俺も、キスをするのが好きで、しばらく、唇と舌を貪り合う。
「はぁっ…」
時折漏れる声が、俺を煽ってきて。
一回のえっちにつき、何回もキスをするから…もう100回以上重ねてきたはずなのに、全然飽きない。
そろそろかな、という絶妙な頃合いで、俺はAの身体を抱き締めつつ、ゆっくり押し倒す。
唇は重ねたまま、バスローブの紐に手を伸ばして。
それを解くと、そろっと手を差し込む。
綺麗でしっとりとした肌感を味わいつつ、大きすぎず小さすぎない、俺の好みなくらいの膨らみを包み込んで、やわやわと揉めば、いつも真顔なAの表情は、少し、歪む。
この瞬間がたまらなく好きだ。
完璧な彼女が、崩れるようで。
そのまま、はらっとバスローブをはだけさせると、Aは無意識なのか背中を少し浮かせて。
俺は誘われるがままにブラのホックを外す。
そして現れた胸の飾りに吸い付く。
「んぁっ…」
もう一方は指でコリコリと撫でる…
上目遣いに顔を見上げると、恍惚とした表情のA。
あぁ…そそられる…。
下の方に手を伸ばすと、もうそこは湿っていて。
今にも自分の欲も満たしたい、という感情を抑えつつ、下着の中に手を入れて、敏感な蕾を執拗に擦る。
「あっ…んーっ…はぁっ…!!」
可愛い声を出しながら喘ぐ姿…俺のを入れちゃったら、この姿を楽しむ余裕がなくなっちゃうから、もう少し我慢。
ビクビクと腰を浮かせながら、俺の手を中に誘うA…
たまらない。
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作者名：LUKE | 作成日時：2020年11月6日 6時
