混合短編集パート36

すれ違い 赤井秀一 ページ39

貴方side









私には幼馴染と弟が居た、けど突然なんの前触れもなく私の前から消えていった









幼馴染の名前は赤井秀一、アイツはFBIになって私は公安警察









仕事は違ったけど仲は良かったほうだと思う…いつも私はアイツにキツく当たってた









嫉妬とかじゃなくて単純に素直になれなかった、アイツは私の憧れ…尊敬はしている









けど私はあいつの前だと素直になれなかった…アイツが死んだと聞かされた時に気がついた









｢あぁ、私はあいつが好きだったんだ…｣









ってね、今更気がついてももう遅い…私とアイツの最後の会話は喧嘩だった









私は最後にアイツになんて言ったと思う？









｢秀一なんで大嫌いだ、幼馴染っていう関係なんてやめてやる｣









そう叫んで走ってあいつの目の前から消えて行った…多分だけどアイツは自分が死ぬことをわかっていたから話に来たんだろうけどその時の私には理解できなかった









だって憧れの幼馴染…いや、好きな人からから｢俺はいつか死ぬだろう、その時はお前は笑って俺を送ってくれ｣って言われたら頭の中が真っ白になるでしょ

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