混合短編集パート21

裏表 朝霧要 ページ16

要｢おい、彩｣









彩｢っ……お兄ちゃん｣









彩は既に起きており服に着替え終わったのか立ち上がっていた









要｢Aがお前も連れて映画行きたいそうだからお前もついてこい｣









彩｢えっ……｣









要｢早くしろ……！｣









貴方｢あっ、要君に彩ちゃん！｣









要はニコニコしながらAの所に行くとその後ろで俯きながらカバンの紐を握る彩の姿









貴方｢なら、早く行こ！｣









3人は左から要、A、彩の順で並びながら歩いていた、家に着き服を着替え、再び映画館へと足を運ぶ









貴方｢彩ちゃん、何か食べたいものとかある？｣









彩｢な、ないです｣









貴方｢遠慮しなくていいよ？｣









要｢A、彩は元々映画館では何も食べない派なんだよ｣









貴方｢そーなの？ごめんね彩ちゃん、気づかなくて｣









彩｢大丈夫です……｣









要はそんなことを言っていたが本当は映画館なんて連れていったことがない、要はただ彩に嫉妬をしていただけだった

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