ﾜﾝﾋﾟｰｽ短編集パート2 (ページ47)

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大嫌いな軍隊長サボ② ページ47

コアラ「何の話を…？」

貴方「コアラには話していいですよ、ドラゴンさん」

ドラゴン「あぁ…実はな……」

コアラ「え？！…嘘…」

貴方「コアラも約束してね…」

コアラ「は、はい…！」

貴方「ありがとう…」

Aはそれだけ言うと部屋から出て行った

サボ「たく…あいつのせいで気分わりーよ！」

サボはズカズカと廊下を歩いていき角を曲がった

サボ「うわっ！」

貴方「きゃっ…」

最悪な事にAとぶつかってしまった

サボ「よ、よそ見すんなっての！！」

貴方「ごめんね…ぁ…」

Aはその場に転んでしまったが一向に立つ気配がない…

サボも不審に思いAと目線を合わせる…

サボ(な、泣いてる？！なんで？！)

Aは泣いていたのだ…サボもなんでか分からなかったがその理由が直ぐにわかった

Aがいつも大事そうに付けていたピアスが壊れていたのだ…しかも最悪な事に両方のピアスが…

サボ「あ、わ、わりぃ…そのべ、弁償するからよ…」

貴方「…買えないよ…」

サボ「は？」

貴方「これは私の大切な人からもらった宝物…あの人がくれた大切なもの…だからサボが買っても意味ないよ…」

サボ「…大切な人って…誰だよ」

サボは少し不機嫌になりながらAに聞いた

貴方「私の…彼氏…もうすぐで旦那になるはずだった…」

サボ「彼氏…？旦那になるはずだった…？どーゆう事だよ？」

貴方「サボもよく知ってるはずよ…私の彼氏…ポートガス・D・エース…私が唯一愛した男」

サボ「？！」

貴方「私はエースを愛していた…それは今も同じ、エースもこんな私を愛してくれた、生きる理由をくれた愛を教えてくれた…世界でたった一人の愛した人だった…」

サボ「…」

貴方「だから腹が立った…エースは弟ともう1人の兄弟…サボと海に出るのが夢だって言ってた…サボを助けられなくて後悔もしてた」