（睦月始）×（夏祭り） ページ34
雛side
雛｢始さん！お祭り行きましょ！｣
そんな私の一言からはじまった、大好きな始さんとの夏祭りデート。
本当は始さんが人混みが嫌いだって分かっててダメ元のお願いだったから…
雛｢あー！ふふっ！｣
楽しみだなぁ…お母さんに不審がられたけど、少しぐらいニヤニヤしても罰は当たらないと思う！
気を取り直して鏡の前に立つ。出来るだけまともな格好をしようかとがんばった。
でも、やっぱり不安になる。変に思われたらどうしよう…引かれたら…
マイナス思考に陥りそうになる考えを頭を振って追い出し、再度確認をする。
その直後に、迎えのチャイムがなった。
現地集合でもいいのに、わざわざ迎えに来てくれることも、なんというか…大好きだ。
ドアを開け、始さんを見…
雛｢え…？？？｣
始さんが…浴衣？？？
始｢ん？どうかしたか？｣
雛｢いやいやいや！聞いてないですよ！そんなの！｣
始｢そんなの？？｣
雛｢ゆゆゆ浴衣の事ですよ！かっこよすぎます！｣
始｢ふっ…ありがとう…まあ、｣
そこで始さんは私の耳に顔を寄せてきた
始｢お前もよく似合っているけどな？｣
雛｢っ！…｣
嬉しい。叫びたくなるぐらいに。でも必死に堪えて、さり気なく差し出された手にまた叫びたくなる衝動にかられながらも耐え、お祭りへ向かう。
祭り特有の音が、私たちを包み込む。
お祭り、と言うだけで、心がフワフワして浮かれてくる。
それからは浮かれた気分で屋台を周り、無事に花火も見ることが出来た。
帰り道。
雛｢うっわー…｣
道という道が人でごった返していた。
なんとか進もうとしても揉みくちゃに押されて、とうとう始さんと離れてしまった。
人の波に押されて、戻ろうにも戻れない。
その時。
ぐいっと腕が引っ張られ、そのまま抱きしめられて裏路地へと連れていかれる。そこでやっと解放された。
急いで顔をあげると、
雛｢始さん！｣
良かった。
雛｢始さん、あの…ごめんなさい！｣
迷子になって沢山迷惑かけてしまった。
不甲斐なさで涙が出そうになる。
始｢ふっ…お前は本当に危なっかしいな…まあ、そんな所も魅力的だがな？｣
雛｢っ！？！？｣
これはずるい。
めったにお目にかかれない満面の笑みが追い打ちをかけて、別の意味で泣きそうになる。
もう…ほんとに…
雛｢始さん、大好きです。｣
始｢ぁぁ、俺も大好きだ｣
それはまるでお祭りの空気のように、心が浮かれ、笑がこぼれる。そう、これこそが、
恋なのだ。
続く (更新停止中)
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のぞみ - 涙可愛くて大好きです♪ (2020年6月8日 19時) (
レス) id: 75d470a583 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ツキウタの水無月涙君大好きです最高です (2019年2月11日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 蒼井翔太君大好きツキウタの如月涙君大好きです最高です (2019年2月11日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
雪月雛(プロフ) - あやりんご♪さん» ありがとうございます！少しずつですが、更新していきますので、よろしくお願いします！ (2017年4月19日 22時) (レス) id: 76b7696307 (このIDを非表示/違反報告)
あやりんご♪ - 皆さん素敵でかっこ良くてニヤニヤしながら見てましたwこれからも頑張ってください♪ (2017年4月19日 3時) (レス) id: 94d49f1d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪月です！！！ | 作成日時：2017年1月28日 15時
