僕は貴女をお嫁さんにしたいのです。 その３ ページ20
拓司王子↓
「さあ、早く」そう言い、貴女が靴を履く。
すると、「入りました。王子様…」するりと履くことができたのだ。
「やっと、会えた！あのときの方」
「私もお会いしたかったです。ずっと…」
幸せに浸る俺たちの横で恨めしそうにみる姉や母たち。
「私はこの方と結婚致します、さあ、行きましょう」そう俺が手を差しだすと、
「宜しくおねがいします」とお辞儀をして手をのせてくれた彼女。
・・数日後・・
あのときやっとお互いの名前を知った。
結婚のパレードが開かれることになりAはドレスを着て今俺の目の前でいる。
その前には、国民がお祝いに来てくれていた。
国民たちの前で誓いのキスをすると「おめでとう！」とたくさんの声が聞こえた。
「これから大変だと思うけれど、頑張りましょう」
俺はAをお嫁さんにしたのだった。
颯王子↓
「は、入りましたっ」
靴が入って、貴女が喜び、俺も喜び。その横で憎そうに睨む姉や母を見て貴女に思わず、
「俺が守るから」なんて言う。
敬語が抜けてしまうのは、焦りもあったからだと思う。
でもいち早くこの地獄のような檻から早く彼女を助け出したかったのだ。
「貴女は俺と結婚することになるけれど、それでもいいの？」
「はい、それが私の望みです」
おしとやかに一礼をする彼女。そんなところも全て美しくて、その全てが愛しいと思った。
.....
その後パレードが行われることになった。
彼女の名はAと言うようで。
「颯さん、やっぱりパレードなんて恥ずかしいです」頬を微かに赤くして言う。
「俺が全部フォローするから」
と言うと「さすが王子様ですね」と言ってくれる。
「ありがと」そう言いながら手の甲にキスをすると真っ赤に顔を染め、
「もう！颯さんっ！」と恥ずかしそうにする所は本当に可愛かった。
もう辛い思いなんてさせないから。そう心に誓った。
修功王子↓
「どうですか？」
「は、入りました…！」
その言葉を聞いたときとても安心した。
「やっと、この方と結ばれるんだ」って、思ったから。
「早く行きましょう、さあ！」
手を出すと、手を重ねてくれた。
…
結婚のパレードも終わり平凡な日に戻った頃。
「私をずっと好きで居てくれますか？」
突然聞いてくるAの目には涙があった。
あの時を思い出したのだろう。
「うん、安心して大丈夫だから。もう辛い思いなんてさせないから」
Aをこれからずっと支えて行こう。そう思った。
惚れ薬飲んじゃった。東大王の反応は…!?→←僕は貴女をお嫁さんにしたいのです。 その2
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らら - 完結残念です…また読みたいです… (2018年7月15日 13時) (
レス) id: 6436915ae3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ - シンデレラのお話しの修功王子のラストのセリフ、大好きです(≧▽≦)どの作品も鶴崎くんに言ってほしいセリフが多くて最高です(*^^*)（伊沢さん・水上くんも好きですが、鶴崎くん推しです） (2018年6月21日 10時) (レス) id: a949fdbfd3 (このIDを非表示/違反報告)
星風宝(プロフ) - リクエストなんですが彼氏のお家に来てみたらの伊沢さん、鶴崎さんバージョンを書いてほしいです (2018年3月17日 21時) (レス) id: dd31b46494 (このIDを非表示/違反報告)
海波(うみなみ)(プロフ) - やばみさん» ありがとうございます〜！卒業式の関係で部活が無く、時間があり更新できてました〜！これからも無理せず頑張ります！ありがとうございます (2018年3月9日 19時) (レス) id: b89aa0aeb9 (このIDを非表示/違反報告)
やばみ(プロフ) - 海涙さん» 最近更新多くて嬉しいです！！ 無理せず頑張って下さいね！！ (2018年3月9日 18時) (レス) id: a5a35c8da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波(うみなみ) | 作成日時：2017年12月28日 23時
