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「もー、本当に。昨日は焦ったわ」
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体を離して、ラグの上に胡座をかいた先輩は
頭をグシャグシャにしながら話しだす
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「二宮からさ、紺野がイケメンとデートしてるよーってLINE来て。
それが櫻井さんだって聞いて」
「….あいつ、どこにでもいるんですね」
「怖いよねー。そんでほろ酔いで知らないサラリーマンに助けられてるでしょ？本当に気が狂いそうだったんだから」
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なにそれ！！わたしの気も狂いそう！！！
先輩、そんなこと思っていてくれたの！？うそ！今日が命日じゃないよね！？
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「二宮と付き合ってたのも、脅されてたからなんだね」
「….そうなんです」
「ごめんね、気付いてあげられなくて」
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そんなことないです！！って言った声があまりに大きくて、先輩は笑った
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「良かった。取り返しがつかなくなる前に分かって」
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はー、めでたしめでたし！みたいな顔してるけど
先輩、わたしまだあなたから聞きたい言葉がたくさんある
その前に、言わなきゃいけないことも沢山ある。
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「先輩」
「ん？」
「わたし、ここに来て一度もすっぴんになったことないんです」
「うん」
「この二重、偽造なんです。本当はもっと目小ちゃくて….」
「そんなに外見大事？俺はAちゃんの中身が好きなんだけど」
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キューンってきた！！無理！！ミサイル打ち込まれた！！
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「….ねぇ先輩」
「ん？」
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でも、もうちょっと言葉が欲しい！
この際、大胆になってあの言葉が欲しい！！！
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「言いたいことは、それだけですか？」
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はー、そうだよね。って
先輩ははにかみながら、言った
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「好きだよAちゃん。俺と付き合って」
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自分がドラマの主人公みたいな、華々しい恋ができるわけないって
そんな相手は現れないって、最初から決めつけていた
決めつけていたら、なにも始まらないのに。
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「はい！」
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そんな不器用なわたしのこと、ずっと見つめていてくれてありがとう
ずっと見守っていてくれてありがとう
これがもし運命じゃなくても、永遠じゃなくても
あなたの記憶の一部にわたしがいられるならいいから、それだけでいいから
明日も明後日も2人でいたい。
その気持ちが、愛だと初めて知った。
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まりも(プロフ) - *-eni-*さん» 最後までありがとうございました(*¨*)実はそういう関係で終わらせようと最初から仕組んでいました（笑）みんながみんな幸せになれる結末にたどり着いて良かったなぁと思っております( ´ ▽ ` ) (2016年12月30日 19時) (
レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ゆりさん» 最後までありがとうございました(*¨*)紺野ちゃんの可愛い想いが通じて私もよかったなと思ってます。二宮も実は（笑）そういう結末でした←書いててとっても楽しかったので、そう言っていただけてとっても嬉しいです♪ (2016年12月30日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 咲さん» 最後までありがとうございました(*ﾟ∀ﾟ*)実は！こんな仕掛けをしながら書いてました（笑）みんながみんなそれぞれ一番幸せになれる場所に落ち着いたかなぁと思っているので、同じように思っていただけて良かったです♪ (2016年12月30日 19時) (レス) id: 915d2ca6db (このIDを非表示/違反報告)
*-eni-*(プロフ) - 完結おめでとうございます(*ﾟωﾟ)主人公ちゃんとまぁくん、そして、予想外だった和くんと香奈子さんΣ(・∀・ノ)ノ どっちも幸せになれたので良かったですっ♪ (2016年12月12日 0時) (レス) id: aaada8bfdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 完結おめでとうございます！紺野ちゃんの想いが通じて良かったです！(*´∀｀) 二宮がまさか香奈子さんが好きだったとはΣ(゜Д゜)でも想いを伝えられて良かった(笑)このお話は読んでいて元気を貰えました！とっても楽しかったです(*^▽^*) (2016年12月11日 21時) (レス) id: aebdb910e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.
| 作成日時：2016年11月30日 17時
