【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ6)

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爆弾発言とその後～神無サイド～ページ6

この後、ざわめきが起こり始めたのはいうまでもない。。。

廊下を歩く生徒達の話題は今聞いたばかりの華鬼の問題発言だった。。。

私はうつむいたまま、皆と同じように歩き続けていた。。。

【？】『おはよ！君、転校生だよね？』

唐突に明るい声がし、私の顔を覗き込んできたのは、まるで少女のような可愛い男の子。。。

だと思う。。。？

【？】『僕、同じクラスの早咲水羽(はやさきみなは)！

よろしくね！』

もしかして。。。

この人が士都麻先輩が話してた人の1人？

【神無】『。。。朝霧神無です』

【水羽】『困った事があったら何でも言って！相談にのるよ』

【？】『あなた転校生？』

彼にお礼を言おうとしたら女の子に声をかけられた。。。

話しかけてきた人はきれいな容姿の女の子達グループの一人で、その中でも、目を引く凄く綺麗な人だった。。。

【江島】『5組に入った子でしょ？私は江島四季子(えじましきこ)！

彼女は、関根ユナ』

【関根】『よろしく』

何人か自分の近くにいる友人を紹介してくる江島さん。。。

それぞれの女の子達と会釈した。。。

そこでやっと私の名前を聞いてきた江島さん。。。

刺々しい笑みを浮かべている。。。

【江島】『朝霧さん。。。ね

もしかして、今日誕生日？』

なんでそんな事聞くんだろう？

【水羽】『あのさ！僕が先に話してたんだけど？』

あ、男の子で正解だったんだ。。。

この後、私が江島さん達に取り囲まれると、早咲くんはため息をついて離れていった。。。

それから、校舎の説明をし始めたり私から趣味など聞きたいことを聞いてくる江島さん。。。

一通り話した後に。。。

【関根】『そういえば、さっきの。。。

木藤先輩の。。。結婚式ってなんだったのかな？』

関根さんが話題を変えると江島さんの顔から一瞬笑みが消えた。。。

【江島】『冗談でしょ』

【関根】『でも、木藤先輩ってそういう冗談は言わなそう。。。』

【江島】『それじゃあ～何？

ユナは本気で言ってると思ってるの？』

【関根】『それは。。。』

【※取り巻き】『し、しないよ！あれ、絶対冗談でしょ！

付き合ってる人もよく分からないし。。。

本気だったらあんな【花嫁が届いた】なんていう。。。

まるで、荷物扱いみたいなあんな言い方ないでしょ！』

※次から【取巻】と表示します！