【華鬼】～もう一人の花嫁～ (ページ5)

今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:68,348 hit

初登校。。。～神無サイド～ページ5

私が連れて来られた所は【鬼ヶ里】という所にある【私立鬼ヶ里高等学校】という学校。。。

【鬼ヶ里】何て聞いたことない地名と学園の名前。。。

私をここまで連れてきてくれた士都麻先輩によると。。。

学園は山１つをそのまま私有地にした名門学園で結構お金をかけているみたい。。。

【木藤華鬼】はここの生徒会長らしい。。。

私の胸元にある痣は彼につけられ、それによって私はあんな怖い思いをしてきたらしい。。。

～説明回想～

【光晴】『～とまあ行く所は簡単に説明したけど。。。次は、君の胸元にある痣は、【刻印】っていうんや！華の形をしているやろ？

それは鬼の花嫁である証なんや！

刻印を持つ鬼の花嫁は、自分の意思に関係なく男を惑わせるんや！

だから、どこに行っても男たちからは性の対象に見られ、女達からは妬まれる』

～回想終わり～

それでなんだ。。。

鬼の花嫁。。。？

A。。。

あのコにも刻印があるのかな。。。？

双子だからあの子にもあるかもしれない。。。

そしたら、私みたいに鬼の使いが迎えが行ってるの？

今、私はこの【私立鬼ヶ里高等学校】の制服を着て始業式に出ている

舞台上にいる校長先生は、30分前から延々と
これから始まる新学期の話を語っていた。。。

【※女子生徒A】『ねえ、聞いた？

今朝の校門で執行部の会長がいきなり生徒会長を殴ったらしいよ？』

※次から【女生徒】と男子の場合は【男生徒】と表示します！

校長先生の話に飽きた女生徒が、ぼそぼそと話し始めた。。。

この執行部の会長というのは私を迎えに来た士都麻先輩らしい。。。

【女生徒B】『Σ士都麻先輩が！？なんで！？』

【女生徒A】『さぁ┐('～`;)┌でも前から仲悪かったし。。。』

【女生徒B】『士都麻先輩っていきなりそんな事するタイプだっけ？』

【女生徒A】『しないと思う！

木藤先輩が悪いんだろうって噂だけど。。。問題多すぎてどれが原因なんだか』

【女生徒C】『では、生徒会長より一言』

ひそひそ話を打ち消すように、高い少女の声がスピーカーから流れた。。。

校長先生と入れ替わるように現れたのは士都麻先輩に殴られた華鬼だった。。。

顔を伏せようとした瞬間、華鬼と視線が合い、彼は口元に残忍な笑みをし、私の視線をとらえたままマイクを握り。。。

【華鬼】『朗報を１つやろう。。。

花嫁が届いた。。。今夜、俺の結婚式がある！』