婚礼準備part3と式場では〜主人公サイド〜 ページ18
【渡瀬】『お待たせ致しました。式を始めましょうか』
その言葉に1人の鬼が大声を張り上げた。。。
【賓客1】『鬼頭はどうした?』
【渡瀬】『それが。。。』
渡瀬さんが言葉を濁すとまたあたし達姉妹に向けられた。。。
そう。。。
品物を見定める目。。。
【賓客2】『選択を誤ったようですな。鬼頭は』
あー、あいつらも鬼の花嫁なんだっけ?確かにさ。。。さっきの子達も綺麗だったかもしんないよ?(超棒読み)
【貴方】『そんなに見た目重視?内面じゃねえ?
馬鹿?てめえらがそんな事言ってるからさっきみたいな性格ブスが生まれるんだよ!責任とれや!』
【賓客3】『Σ!?なんだこの小娘は!』
それぞれの鬼の顔をサーッとガン飛ばしてたら知ってる顔があった。。。
【貴方】『。。。なんで?なんであんたがこんなとこにいるんだよ。。。
津田!』
こいつがここにいるなんて。。。
あたしをここに連れてきた奴。。。
【津田】『そんな事言っていいのかな?折角、お姉さんだけでなくお母さんにも会えたのに〜』
【貴方】『。。。ママンをここに連れてきたのはあんた?』
【津田】『そーだね!君を送ってから直ぐお母さんをお連れしたんだよ』
【貴方】『(だからママンがいたんだ。。。)あんた何考えてるの?(津田に近づき)ここにいるってことはあんた鬼なんだ?』
【津田】『俺はそーだね。。。まぁ、今ここにいるのは君が心配だったから!君の力は強力だからね〜』
【貴方】『何が【心配】だよ!監視だろ?』
【渡瀬】『お二人共!もうお話はよろしいでしょうか?さぁ、上座に』
【貴方】『ちっ。。。』
津田を睨み付けお姉ちゃんと一緒に渡瀬さんに誘導されて上座についた座った。。。
なんかガヤガヤしてんだけど。。。
超〜!うぜえんだけど。。。
しかも。。。
【賓客1】『さっさと杯を交わせ!』
【賓客3】『花嫁2人でか?そりゃあ、前代未聞だ』
【賓客】『早く宴をさせろ!』
黙れ!ジジイ共!
入浴の時の女共と同じで祝う気ゼロじゃん!
どこがめでたい席?
お姉ちゃんの目の前に赤塗りの杯が差し出されて、震える手でそれを受け取ると並々と注がれたお神酒を凝視した。。。
そして、お神酒を喉に流し込みあたしもそれを受け取り飲んだのだが。。。
へ、減らない。。。
どんだけ入ってるんだよ。。。
二人してお酒に苦戦していたら1人の和装の男が近づいてきた。。。
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作者名:サユ | 作成日時:2016年2月1日 20時