【恋と弾丸】〜月蝕の聲(つきはみのこえ)〜 (ページ2)

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いつものこと〜夢主サイド〜ページ2

【？】『お姉ちゃん！お腹空いた〜！』

【？】『早く！』

【貴方】『もーすぐおやつできるから！待っててね！』

ブーブーいう小さな甥っ子と姪っ子達。。。

私にとっては可愛い子達だ。。。

私、夢咲(ゆめさき)Aはお菓子を作るのが趣味で毎日この子達4人分作っています！

【？】『お嬢様ー！そんな雑用ー！わたくし共に！』

【貴方】『好きでやっているんだからいいですよ！練習にもなるし♪そんな気にしないで下さいよ！

宇市(ういち)さん！』

この人は長谷川宇市(はせがわういち)さんという我が家の執事さんなんだけど世話好きで大変。。。

皆から名字ではなく名前で呼ばれている！

そう言ってる間にお菓子ができてちびっこ達は嬉しそうに食べていた。。。

このまま無事に過ごせるわけもなく。。。

毎度お馴染みの光景が起きた。。。

【雛】『ほら！それをお姉様に献上しなさいよ！』

【航(こう)】『うわぁあーん！また雛とったー！』

あーあ、また。。。

【貴方】『もー！やめなさい！雛！貴方の分はあるでしょ！』

【雛】『だってー、足りないんだもん！こいつ食べるの遅いし！』

【航】『味わってゆっくり食べてるの！

がっつり食べてるゴリラ雛とは気品が違うんだよ！』

【晴人】『そう！雛は最初から気品なんてないよ！』

【雛】『∑なんですってぇぇー！あんたらぁぁ〜！』

【貴方】『∑やめなさい！同い年なのに。。。仲良くしてよー！雛。。。おかわりあるんだから言ってくれたらあげるのにー』

【雛】『だ、だってぇー！』

【舞】『Aお姉ちゃんの分が無くなると思って言えなかったんだよ。。。』

【貴方】『そうなの？』

この後雛をぎゅっと抱きしめてあげました！

ね？めっちゃ可愛すぎません？

【宇市】『A様。。。そろそろ！』

【貴方】『あ、はい。。。みんな！また明日ね！』

〜玄関付近にて〜

【？】『お嬢ー！お疲れ様です!』

スーツ姿の男性が数人並んでこちらにお辞儀をする。。。

子供の頃から見慣れている光景なんだけど。。。

【貴方】『それ本当に嫌だからやめてもらえませんか？』

【？】『お見送りをですか？お出迎えをですか？』

【貴方】『∑違う！そのお嬢って呼ぶのをだよ！』

【？】『そういう訳にはいかないっす！

お嬢は、鳳(おおとり)文代様の御令嬢！』

【貴方】『あー！もーいい！いいですぅー！言った自分が馬鹿でした！

全く。。。』