貴方はだあれ?〜神無サイド〜 ページ3
助けて。。。
誰か助けて。。。
どうしてあの男の人は怖い顔で追いかけてくるの?
私何もしていないのに。。。
どうして?
あれ?
ここどこ?
どーしよう。。。
おうちに帰りたい。。。
お母さん。。。
ぎゅっと誕生日にお母さんがくれたうさぎさんを泣きながら抱き締めた。。。
その時。。。
ひょこっとふわふわでわたあめ?みたいなのが足元にきた。。。
くりくりした目があって角?が生えている生き物。。。
か、可愛い。。。
抱きつきたい。。。
顔を埋めたら気持ちいいんだろうな。。。
おいで。。。
あ、来てあたしの膝の上に乗ってきて触らせてくれた。。。
あー、やっぱり思った通りだ。。。
見た目と同じでふわふわして凄く肌触りがいい。。。
あったかくて安心する。。。
そのコと目が合い【どうしたの?何かあったの?】とこの子はそう言っている気がなんとなくした。。。
あのね。。。
男の人に追いかけられて逃げていたらここが何処かわからないの。。。
私の手元から離れこっちを向き目が【おいで】と語りかけていた。。。
え、でも。。。
【大丈夫!安心して!】とまた私の近くに来てニコニコしている。。。
連れてってくれるの?
私はそのコについて行くことになった。。。
トトロでありそうな道を歩く。。。
わたあめのコは私がついてきているか確認を何度もしていた。。。
あ、名前分からないからこのコのことはわたあめのコって呼ぶことにした。。。
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おうちだ。。。
帰ってこれた。。。
あの男の人に会わずにここまで帰ってこれた。。。
おうちまで送ってくれたの?
ありがとう。。。
また、私の手元にきて抱っこさせてくるわたあめのコ。。。
【どういたしまして】って言ってるのかな?
【母】『神無!』
お母さんの声だ。。。
お母さんの声を聞いたと同時に私から離れて何処かに行こうとする。。。
また会えるよね!
振り向き頷くわたあめのコ。。。
これがあの子と会うきっかけになる不思議な出会いになるとはこの時の私はまだ知らないのだった。。。
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作者名:サユ | 作成日時:2021年3月3日 2時