【私たちはどうかしている】〜真紅の茨道〜

誰得よ！〜夢主サイド〜 ページ7

【貴方】『もー。。。なんであたしがあんたの着物選ばないといけないの？

着たいの着ればいいじゃん！』


あたしは今柊家に歩夢に呼ばれて来ています。。。


この前、参加したお茶会の亭主をしていた松坂さんから歩夢に連絡が来て、あたしがある言葉を言っていたのが気になっているからあたしも誘いを受けたんだけど。。


失礼な事をしたなら行くべきだと思い【行く】との返事を歩夢にしたら家に来るように言われて来たのだが。。。



こいつがあたしを家に招いたのはこういう理由だとすぐ理解した。。。


【歩夢】『だって！あの時にお会いできなかったあの光月庵さんに！

面と向かって会えるのよ〜！

失礼が無いようにおめかししないとじゃない！』



あたしが何をしたのか？とか普通なら聞くはずなのにこいつの思考は別の所にいっていた。。。



【貴方】『Σ女子かよ！いいんだよ！おめかしなんてしなくて！』


【歩夢】『あぁ。。。高月。。。

なんて、気高い眩しすぎるお苗字なのかしら(ｳｯﾄﾘ)』


【貴方】『駄目だ。。。聞いちゃーいねー。。。

へぇー、光月庵さん高月さんっていうんだ。。』


【歩夢】『それに御名前も素敵過ぎなの！

椿。。。さんよー(ｳｯﾄﾘ)

は、鼻血出そう。。。』


【貴方】『お願いだから！お会いした時に鼻血なんか出さないでよ！』


【歩夢】『そうだわ！この椿の着物を〜♪』


【貴方】『Σやめろ！こっちでいい！こっちで！』


高月さんに会ったらこいつ本当にどうなるんだろう！？


もー、一緒に行くのも嫌なんだけど！



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歩夢の家の帰り道で公園の前を通ろうとした時だった。。。


【？】『あの。。。椿さん！

好きです！結婚を前提にお付き合いお願いします！』


なんだ？リア充か？


いいですねー。。。



【椿】『あんたと結婚したらあんたは俺に何してくれるんだ？

あんたと結婚する事で俺に。。。いや、店に何の得があるんだ？』



うわ。。。男最悪じゃん。。。


女の敵だわ。。。



そういう事言う？



あーあ、泣いちゃったよ。。。


可哀想に。。。



この時、まだこの人と会うとは知らない。。。

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