【私たちはどうかしている】～真紅の茨道～ (ページ9)

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波乱の出会い～夢主サイド～Part2 ページ9

【貴方】『庭にいるって話だったけど。。。広っ！』

何処にいるの？

あ、いた！

【貴方】『高月さん！』

こちらに気づく高月さん。。。

【貴方】『この度は連れが御迷惑をお掛けしまして申し訳ありませんでした！』

【椿】『あぁ、気にしてないので大丈夫ですよ。。。

それより、俺が作った菓子をあんたが【新月】と言った理由聞かせてくれない？』

声のトーンが変わった！？。。。って、この声！？あの時女の子を振っていた男！？

こっちが本性か！？

悪そうな顔しながらこちらにゆっくり近づく高月さん。。。

Σこわ！

離れようと後退りしていたら背中に何かがぶつかった。。。

Σちょっと！？行き止まり！？

壁ドンしてあたしを逃がさないようにする高月さん。。。

【椿】『言うまで逃がさないからな』

う、動けない。。。

顔近いです。。。

【貴方】『こ、光月庵さんの御菓子は昔から大好きで子供の頃から頂いていました。

けど、15年前のある時期から。。。。。』

【椿】『Σ！？』

高月さん？

【貴方】『な、何か違和感を感じるようになってしまって。。。

光月庵さんの御菓子は美味しいけど。。。

作り手は何かを隠すようにその思いの暗闇を閉じ込めている気がして。。。

そう、まるで黒い羊羮のような。。。

それで菓名の【新月】と私は話していたんです。。。

すみません。。。』

怒るよね。。。

【椿】『へー、あんた。。。面白いな。。。

ねぇ、俺と結婚しない？』

【貴方】『は？初めて会った人に求婚するとか正気の沙汰じゃないと思いますけど！

それに貴方！この前女の人を振っていた方ですよね？

その声のトーンで思い出しましたよ！

【あんたと結婚する事で俺に。。。いや、店に何の得があるんだ？】って！

そんな人と付き合うとか願い下げですし！

それ以前に私達そんな関係ではないので！

無理です！』

【椿】『じゃあ。。。(顎クイされ)』

そのまま有無を言わさずキスされた。。。

【貴方】『／／／！？』

顔を離したくても顎を固定されているので動けずにそのまま相手のキスを受け入れる形になっている。。。

【貴方】『んー！。。ん。。。』

そして、ゆっくり唇は離れた。。。

【貴方】『はあはあ。。。』

息づき出来なくて苦しかった。。。

あたしの。。。

あたしのファーストキスが。。。

【椿】『これで問題解決だな？』

こ、こんな奴に。。。

奪われるなんてー！