エヴァンゲリオン～僕と君の生きているこの世界～ (ページ3)

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第壱話　使徒、襲来(2) ページ3

ズゴゴゴ…という音が響く。
シンジは戦闘機がいつもより低く飛んでいることに気が付いた。
シンジ:「あんなに低く飛んでる………。何かあったのかな。」
といった次の瞬間…。
シンジ:「わぁっ！！」
　シンジの背後からシュパアァァァァ！！という物凄い音と共に、電柱より1メートル上くらいの高さで何かが飛んでいった。
シンジはあまりの騒音に耳を塞いだ。
シンジ:「じゅっ、巡航ミサイル!?」
ミサイルは、シュオォォォ…という音を出しながら、円をえがくようにしてシンジの目の前に広がるビルの後ろの山へと飛んでいった。
　山の後ろには、今まで一度も見たことのない、巨大な物体がいた。
ミサイルが直撃する度に、地響きのような音が鳴る。
シンジ:「なっ、なんなんだ…あれ…。」
ＮＥＲＶ本部
モニターに映る映像に向かって男が怒鳴る。
男:「ミサイル攻撃でも歯が立たんのか！？全弾直撃のはずだぞ！？なんてやつだ！！」
　戦闘機は後退しながらミサイル攻撃を続けている。そのため、ミサイルが戦闘機に直撃してしまった。
真っ二つになった戦闘機はシンジの頭上近くに物凄いスピードで落下する。
シンジ:「ぅわあぁっ！！」
キキキキキィ！という車のスキール音が響く。