エヴァンゲリオン～僕と君の生きているこの世界～ (ページ2)

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第壱話　使徒、襲来(1) ページ2

ゴゴゴゴ…という地響きのような音とともに、大きな水しぶきが上がる。
ＮＥＲＶ(ネルフ)本部
男:「正体不明の物体、海面に姿を現しました！」
男:「物体を映像で確認！！メインモニターに回します！」
冬月:「15年ぶりだな。」
ゲンドウ:「ああ…間違いない。使徒だ！！来たるべき時がついに来たのだ。
人類にとって避けることのできない試練の時が……。」

　第三新東京市に響きわたるウーウーという音とともに流れる音声。
「緊急警報、緊急警報をお知らせします。本日12時30分東海地方を中心とした関東中部全域に特別非常事態宣言が発令されました。住民の方々は速やかに指定のシェルターへ避難してください。繰り返しお知らせします。速やかに指定のシェルターに避難してください。」
シンジ:「…。はぁ…。」ガシャン！
シンジ:「電話もだめかぁ…。モノレールも止まっちゃったし…。こんなとこで足止めくってどーすんだよぉ…。まいったな。よりによってこんな時に待ち合わせなんて。」
シンジ:「シェルターか…。」
(まさか今さら戦争じゃないよな…。)
　シンジは制服のシャツのポケットから、一枚の封筒を出した。
「碇シンジ様」とかかれた封筒の中には、「シンジ君へわたしが代わりに迎えに行くから待っててネ！胸の谷間に注目！」と書かれた、なぜかキスマーク付きの写真が一枚入っていた。
シンジ:「……。しょうがないな。あと2駅歩くしかないか…。」
そう言うと、シンジは封筒をポケットに入れ、歩き出した。