【七つの大罪】村外れの大罪 (ページ4)

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Great criminal_02 ページ4

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『ううん……え、今朝?』

「見えにくいけど、太陽あるから朝ね」

右も左も分からないほど濃い霧の中、まだ少し幼さの残る声と大人びた声が響く。

十代前半と後半くらいの少女と女性はこの霧だと言うのにお互いが見えているかのように話していた。

『ねぇ、この前の聖騎士は入れてたよね～』

高い位置に結ばれた鮮やかなオレンジ色の髪をピョコピョコと上下させながら話す少女は

一週間ほど前に霧の都の普段は誰も知らない筈の道に入って来た聖騎士を思い出して笑っていた。

「そうね…すぐ出て行ったけど、なんだったのかな?

ちょっとイケメンだったけど」

腰まで伸ばされた水色の髪を弄りながら一週間ほど前やってきた聖騎士を思い出している女性は

そんな冗談交じりの言葉を口にして微かに笑っていた。

『ふーん?

…あれ、また誰か来たかな?』

そんな女性の言葉に首を傾げつつ相づちを打った少女はピクリと耳を動かして辺りをキョロキョロと見回し始めた。

先ほどまで笑っていた女性もスッと口を一文字にして道のある方向を見つめた。

その頃。

ホーク「エリザベスちゃん、前見えてるか?」

エリ「だ、誰かが私のお尻を触っています…！」

メリ「安心しろ、俺だ」

ディ「団長おっ!!」

村人に聞きつつ何とか道を見つけて歩き出したメリオダスたちだったがメリオダスの変態行為で足止めをくらっていた。