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｢ふわぁー。｣
朝か。早いなぁ。
昨日からだったじゃん、春休み。←
あっ、どうも高野亜沙美です。
今日から、絶賛新年度です。はい。行きたくねー。でも、行かなきゃ、生徒会長様が煩いからなー。早く行こ。
っか、俺誰に話してんだ？ま、いいや。
独り言として。← 軽く伸びをして、制服に着替え、マスクをつけ、外に出る。
｢ん…｣
まぶしっ。まあ、そうか。春休み中は、ほとんど、外出てねーもんなぁ。
学校禁止のスマホを持って、イヤホンを指して、電車に乗る。はぁ、生徒会長さん、この家の距離どうにかしてくれよ。
そんなことを思っていると、右耳のイヤホンを取られた。あー！いい所だったのに！
ったく、誰だよ、そう言おうとしたが、その言葉を飲み込んだ。何でかって？先程から、話に出てきている、生徒会長様が居るからだよ。
浦田｢さて、学校禁止のスマホを何故持っているのかな？｣
｢え、暇だし？浦田先輩もどうせ持ってきてるんしょ？｣
浦田｢敬語っ！持ってきてるのは、間違ってないけど。｣←
否、間違ってないんかい。とりま、この人を怒らすとヤバイので、謝っとく。
｢すいませんでした〜。｣
浦田｢ﾊｧｰ。それ、また次もやるだろ？｣
｢そっすね。やりますわ。暇なんで。｣
浦田｢ﾊｧｰ。着いたぞ。降りるぞー。パスモ持て。｣
｢持ってますって。｣
今日、何度浦田先輩に溜め息疲れるんだろ。数えてみよ。ww←
〜生徒会室にて〜
根岸｢あー！浦田先輩〜今年からぁ〜よろしくお願いしますぅ〜♡あ、後、高野先輩もっ！♡｣
浦田｢あ、ああ。よ、よろしく。｣
｢……｣
根岸｢！？さかたぁーん無視されたぁ！｣
坂田｢酷いなぁ。ほら、亜沙美、友里亜に謝り。｣
｢何で？挨拶しないん、俺だけやないし。千羅やてしないわ。｣
坂田｢そうやけどー、ほら？女の子が挨拶してんねんから。な？｣
｢ふーん。僕は、女子と話してる時より、男子と話してる時の方が、楽しいんやけどなぁー。｣
ｶﾞﾗｯ
千羅｢すいませーん！遅れましたぁ〜！｣
浦田｢ったく、遅れましたって、お前ら生徒会室に居つくな！教室帰れ！生徒会に入るのは、分かってる！だが、正式に発表されてないんだから、帰れ！｣
坂田｢はぁーい。わかった〜。｣
根岸｢ふぇーーん。浦田先輩怖いよぉ〜。｣
千羅｢怖いな。ほな、さいなら。｣
三人が出ていくと、二人で一斉に溜め息をついた。ヤバイ、こんなんで、無事中学生活遅れるのか？無理、だよなぁ…。あいつが居る限り…。
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作者名：A.S | 作成日時：2019年11月7日 16時
