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ー坂田視点ー

プルルル

「はい?」

センラ「センラです…」

「どしたん?暗いで?」

センラ「ごめん…ほんまの事言ってしもうた…」

「っ!?ま、さか?」

センラ「亜沙美が、好きって…」

「っ!」

センラ「ご、めん…ほんまに…」

「何で言ったん?」

センラ「あ、さみのあんなに辛い顔を見て、るなんて無理だっ、た…か、ら」

「そっかぁ…まあ、そんなに亜沙美を心配してたちゅー訳やろ?そんな事で僕は怒らんよ。言っちゃえば、センラの方が年上やしね。」

センラ「っ…さか、たほんまに、ごめ、ん…ほんで、ありがと、う…」

「おう!またなんかあったら電話してな!」

センラ「ん…」

ブツッ

まぁ、何かあっても困るだけなんやけどね…

「はーぁ…大丈夫なんかなぁ、センラ…」

プルルル

「おわっ!何や、亜沙美かぁ…」

「はい。」

高野「さ、かた?」

「おう、いつでも元気でアホなさかたんだよ!」

高野「ちょww言いたい事あんのに忘れてまうやんかww」

「言いたい事…?」

高野「ん。坂田って、僕の事す、きなの?」

「……センラから聞いたんやろ?」

高野「んっ…」

「好きやで。恋愛的な意味で。
ほんまに大好きやった。
せやから、うらさんに取られた時は、めっちゃ悔しかった。
俺の方が亜沙美を幸せに出来るんや無いかって思ってた。
でも、違った。亜沙美は、うらさんと一緒に居る時は、ずっっとにこにこしてて、俺らと居る時は、曖昧に笑ってるだけやった。
だから、『あ、俺はうらさんに負けたんや。』そう思い始めた。
せやから、叶わんと思う。うらさんにも敵わん。けど、これだけ言わせて。
亜沙美、大好きや。」

高野「う、ん…」

「ごめんな?急にこんな話してしもうて。嫌やったやろ?俺がもう少し考えて言ってやれば良かったんやけど、つい感情的になって喋ってしもうた。」

高野「ん…ほんまにあんがと…何があっても僕は、うらさんの事を全力で守る気で居るから。命を投げ捨ててでも。
絶対、必ずうらさんを救って見せる。
前のうらさんに戻したる。待っててや。必ず治す。
治療法が見つからないからなんや。全力で全てを投げ出してでも、うらさんの事だけは、投げ出さんから。
これは、誰に何と言われようと変えられん意思やから。」

「う、ん…頑張ってや…」

今の僕にはこんな事しか言えへんかった。これ以上言ったら、亜沙美の意思を変えてしまうんやないかと思って。そんな事を思いながら僕は通話を切って、眠りについた。

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びび - 初コメ失礼します!6ページ目のAfter the Rainの略称は、AftよりAtRの方が伝わりやすいかと思います!ただのアドバイスなので、このコメは消してくださっても構わないです! (2020年8月2日 8時) (レス) id: e7356117b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:A.S x他1人 | 作成日時:2019年11月4日 11時

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