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ｶﾞﾗｯ
｢うら、たさん？｣
浦田｢っ！また来たのかよ！？｣
｢おはよ。｣
浦田｢『おはよ』じゃねーんだよ！お前ってか誰なんだよ！？いっっつも勝手に入ってきて！とっとと出てけ！｣
｢っ…｣
俺の頭の中でうらたさんの記憶を元に戻す方法を、医者に告げられた事がずっとグルグル回っていた。
医者『直す方法ですか？直す方法は、
愛する人の死です。』
あの時の、医者の悲しい顔を今でも思い出せる。
俺が死ななきゃうらたさんの記憶を元に戻せない。
でも、俺が死んだら、うらたさんに凄いショックが掛かる。
終いには『俺も死ぬ！』って言い兼ねないんだよなぁ…。
正直言って俺は、うらたさんに生きて欲しい。俺も生きたい。でも死ななきゃいけない。
ずっとその考えが医者の回りをグルグル回っていた。
浦田｢っ、おい！早く出てけよ！そこで突っ立ってねーで！｣
｢…大好き。｣
浦田｢！？｣
｢うらたさんが、何と言おうと僕は出て行かないから。｣
浦田｢っ…何で、俺、のなま、え、知って、んだ、よ…｣
｢ったりまえじゃん。忘れてるかもしれないけど、うらたさん、僕の彼氏だったんだかんね？｣
浦田｢だ、れがお前の彼氏に…｣
ｶﾞﾗｯ
？？｢しっつれーしまーす！｣
？？｢もう少し静かにしいや。｣
？？｢落ち着きないんやなぁ。｣
｢あ、志麻くんに坂田にセンラくん。｣
坂田｢毎回思うんやけど、なんで俺だけ呼び捨てなん？｣
｢え、言いやすいから。｣
浦田｢坂田っ！良い所に！そいつ追い出せ！｣
｢……！｣
坂田｢え……？｣
センラ｢うらたん、何言って…？｣
志麻｢な、に言ってるん…？｣
浦田｢追い出しせ！勝手に入って来てんだから！追い出せってんの！｣
坂田｢さ、すがにそれは出来へんよ、うらさん…｣
浦田｢……｣
志麻｢うらたさんは、忘れてるかもしれないけど、亜沙美は俺らの大事な仲間なんよ。だから、そないな事したら、仲間を追い出してるのと同じや。せやから出来へん。｣
浦田｢っ…｣
坂田｢亜沙美…。｣
｢ん？どーした、坂田。｣
坂田｢亜沙美は、うらさんと居て楽しいんか…？｣
｢楽しいよ。拒絶されても、何度でもぶつかる。それが僕だから。万が一の時にしか降りない。だって、うらたさんだって僕に拒絶されても、冷たくされても、ずっとぶつかって来た。だから、俺も同じ事をする。ある程度は本気で頑張るから。見ててや。｣
坂田｢っ…う、うん。せやね！｣
｢坂田には、その笑顔が一番やで。｣
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びび - 初コメ失礼します！６ページ目のAfter the Rainの略称は、AftよりAtRの方が伝わりやすいかと思います！ただのアドバイスなので、このコメは消してくださっても構わないです！ (2020年8月2日 8時) (
レス) id: e7356117b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A.S x他1人 | 作成日時：2019年11月4日 11時
