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ミナは小さくて可愛らしくて
真っ直ぐに僕を見る瞳が綺麗な女の子だった
当時のミナには婚約者がいて
寄ってくる女の子達に飽き飽きしてた僕は
簡単に手に入らなそうな女の子と
遊ぶのが楽しかった
でも結局手に入ると熱は冷めて
また新しいお気に入りを探してしまう
一方的に別れを告げたあと
何度も連絡があったけど
無視してスマホを変えた
「え、なんでここに？」
ミナ「家知らなかったからさ、調べるの大変だったよ」
久しぶりに会ったミナは
すっかり変わっていた
「家調べるとか、勘弁してよ〜。」
適当にあしらって足早に通り過ぎようとすると
数枚の写真を見せられた
そこに写っていたのは
僕と…A
観覧車でのはじめてのキスの写真と
Aの顔がハッキリとわかる
盗撮の写真
「なに…？これ」
頭に血が昇るのを堪えながら
冷静に聞く
ミナ「サセンちゃんが持ってたのを買ったの。他に売られる前で良かったね〜？ネットに晒されたらこの子、ただじゃすまないんじゃない？」
そう笑うミナはたまらなく怖かった。
ミナ「テヒョナ、わたしとより戻して」
「ごめん、無理」
ミナ「無理とかないから(笑)断るならこの写真ネットにばらまくよ？」
僕はミナから写真を奪い破り捨てた
ミナ「データあるからそれは、無駄ね」
「はぁ、まじ勘弁してくれない？」
ミナ「そんなに大事なんだ。ならなおさら無理だね。わたしデビューするの。そのために利用させてくれる？しばらくしたらこっちからフってやるから」
その日から僕は家に帰らなくなった
Aを見れば触れたくなってしまう
抱きしめて離したくなくなってしまう
公表されればもっとAを
傷つけしまうと思った
だから少しずつ、少しずつ、
Aと距離をおいた
それがAを傷つけしまうと知りながら
.
続く (更新停止中)
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作者名：amochimu | 作成日時：2021年2月17日 0時
