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〜Aside〜
突然帰りが遅くなったテヒョン
どんなに遅い時間でも
必ず起きて待ってた
少しでも忙しいテヒョンの
支えになりたかったから
でも、テヒョンは変わった
最後に笑った顔を見たのは
いつだっただろう
記憶の中のテヒョンはいつだって笑ってて
そんなテヒョンの笑顔が大好きなのに
TH「うん、寝る」
そう言って部屋に入るテヒョンの瞳に
わたしがうつることはなかった
涙がたくさんこぼれてきて
部屋に戻れずリビングのソファーで泣いた
できるだけ静かに
声を殺して
JM「A…?」
必死で涙をふいてごまかそうとするけど
溢れる涙は止まることを知らなかった
そんなわたしの頭をジミンがそっと撫でるから
また涙が溢れた
ジミンはなにも言わずにそばにいてくれて
顔を上げると窓の外を見てた
視線の先に目を向けると
綺麗な月がわたしたちを照らしていた
月明かりに照らされたジミンの目から
一雫の涙が溢れた
その涙の理由になんて
これっぽっちも気づかずに
ただ、綺麗に涙を流す
ジミンの横顔を見ていた
JK「今日も遅いなぁ、テヒョンイヒョンは( ̄^ ̄)」
JM「しょうがないよ、テヒョナは俳優さんもやってるんだから」
JK「こんなに可愛いヌナが家で待ってるのに!もうヌナは僕がもらっちゃおうかn
JM「やー、うるさいぞこのウサギゴリラは」
言い終わる前にジミンに口を塞がれるグク
JK「ヒョンひどい(T_T)最近筋トレ我慢してるのに」
「ウサギゴリラはさすがにひどい(笑)全然可愛くない〜(笑)」
JK「ヌナまで言わないで〜(T_T)」
涙目になるグクとそんなグクを愛しそうにいじめるジミン
最近のグクは毎日のように
私たちの部屋にきて遊んでる
おかげでテヒョンがいない寂しさを
少しだけ忘れることができる
それでもやっぱりベッドにはいると
テヒョンが恋しくて涙が出る
こんなにテヒョンが好きなんだって
思い知らされる
ジミンはそんなわたしに
気づいてくれてたんだね
なにも知らないわたしと違って
.
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作者名:amochimu | 作成日時:2021年2月17日 0時