鶴の溺愛する娘 (ページ5)

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第３話ページ5

鶴丸side

鶴「おい！主っ。」

(ピシャン！！)

主は勢い良く
襖を閉めた。

・

・

・

怒らせちまったか？
怒った顔も
可愛いんだけどなっ！

主と初めて会ったのは
主が１５の時だったか。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

四年前のある日
俺は顕現された。

鶴「よっ。鶴丸国永だ。
俺みたいなのが突然来て
驚いたか？」

目の前には一人の娘。
まだまだ若い。

その娘は下を向いて
うつむいたまま
黙ったままだった。

鶴「なんだ？お呼びじゃあ
なかったかい？すまないな。」

貴「いえっ…………
違うんですっ…………
そのっ嬉しくてっ…………。」

鶴「お、おい！？
泣いてんのか！？
変わった奴だなぁ？
驚いたぜ？？」

娘は泣いて
喜んでくれた。
後で理由を聞いたところ
俺はかなーり遅くの
顕現だったそうで、
待ちわびていたらしい。

泣いている娘を
俺は抱き寄せて
慰める。
その顔は
綺麗に整って
凛とした美しい
顔立ちだった。

貴「ありがとうございます。
気を取り直して、鶴丸国永。
今日から私が貴方の主です。
よろしくお願い致しますね。」

鶴「あぁ！よろしくなっ。」

それから俺は
この主につくした。
まだ幼い彼女の
手助けをして、
近侍も多く受け持った。
最初は親代わり
みたいなもんで
ただ、可愛い主。
としか思ってなかった。

だが、月日が進むにつれ
主は成長していく。
整った顔はより
凛とした美しい
顔立ちになり、
綺麗な白い肌に
スタイルの良い体。

俺は気づけば
その虜になっていた。

美しいたたずまいに
ひかれていく自分。

あぁ、主。
俺はあんたを

手に入れたい。