憂いのトーク☆ショー (ページ35)

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ジョンさんは怒っていますページ35

ジョンAさん、シャーロックはもうアウトです。
Aあ、ジョンさん。
Aどうされました?
何かまた、シャーロックさんが酷い事を言っていたんですか?
ジョンええ。
さっき、僕達が一生懸命に伝えようとしたハドソンさんの気持ちの話を、あいつは全く心に留めていなかったんです。

事件の依頼が来たらしく、それの事ばかりを興奮して喋っていたので、「さっきの話について、君はどういう風に考えているんだ?」と聞いたら、あいつは『別にどうでも良くねぇか…』なんてほざきやがりました。
Aうわーー。
ほざきやがったんですか……。
ジョン人間失格ですね。
もうアウトですよ。
どれだけイケメンだろうが、天才だろうが、ああいう事を平気で言えるなんて、人として終わってますよ。
A 最低と最悪が人の形になったのが、シャーロックさんなんじゃないですかね。
ジョンまさにそれです。
ジョン参ったな……ハドソンさんには謝りたいと思うんですが、もう221Bには帰りたくないです……。
このまま何処かへ行ってしまいたいですね。
A何処かとは?
当てはあるのですか?
ジョンいえ、ありません。
でも、221Bに住む前は安ホテルを転々としていたので、またそういう暮らしに戻っても良いかなって……。
正直、シャーロックのいない所なら何処でも良い感じですね。
Aじゃあ……ジョンさん。
しばらくバカンスを満喫するつもりで、ライギットという田舎町に滞在する……というのはいかがでしょうか。
ジョンえ?
ま、まあ、そういう事が出来たら良いなとは思うんですけど……
僕にはあんまりお金がなくて……ちょっと苦しいですね。
Aあ、お金の事は心配いらないんです!
ジョンさんさえよろしければ、これから行ってみませんか?
ジョンはい?一体全体、どういう事です?
A実はですね……。
私の友人のスパイダーさんは、ある退役軍人の方からライギットにある屋敷に「泊まって行け」と招待されていらっしゃるそうなのですけど、スパイダーさんはお仕事が忙しくてなかなか行けないそうなんです。

ですから、代わりに招待を受けてくれる方を探していらっしゃるのですって。

ジョンさん、ちょうど良いと思いません?!