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あれから、5年の月日がながれた…
私はというと、
松潤の下で、看護師として、働いてる…
実は、最近、南病院から、こっちに引越し
してきた、おばあさんのキエさん担当に
なったばかり、
キエさんは、とても優しくて、
いい人なんだけど…
たまに、誰も座ってない椅子に
そう。へぇ〜
とか、言ったり、私の事を見つめたり、
ちょっと変なところがあった。
それから、しばらくして、
あるお昼休み、松潤とランチをしていると、
キエさんが、散歩にやってきた。
車椅子に座り、看護師さんにゆっくり、
押されながら、やってきたキエさんは、
キエ「松本先生。こんにちは。」
と頭を下げた。
松潤「こんにちは。キエさん。
体調は、良いようですね？
良かったね。」
キエ「はい。おかげさまで。
Aちゃん。こんにちは。」
あ「こんにちは。キエさん。
お天気良くなって、良かったね。」
キエ「えぇ、本当に…
あら…？今日もいらしたのね？
こんにちは。」
キエさんは、なぜか、私の隣のベンチに
おじきする…
あ「キエさん？誰に挨拶してるの？
そこには誰もいないよ？」
キエ「あら？
いるじゃない。
涼介くんという方が…」
あ「え……」
キエ「いっつもニコニコしてるのよ？
貴方が、私と始めてあった時も、
貴方の嬉しそうな顔を見て、
ずっと微笑んでいたし…
貴方がナースステーションで
泣いていた時も、
ものすごく心配そうな顔で、
貴方の背中をさすっていたわ？」
私は、信じられなかったけど…
嬉しかった…
松潤も、なんだか、爽やかな微笑みを浮かべて
いる…
あ「キエさん。」
キエ「なーに？」
あ「涼介…足はどうなっていますか？」
キエ「足…？
普通の人間の足よ…
二つともね。」
あ「………そうですか…泣」
私は、何度もありがとう。
と、キエさんに言うと、キエさんは、
優しい微笑みを浮かべて、私を見つめていた。
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** 山 田 え リ **(プロフ) - 前読んで、この作品がどうしても忘れられず、探まくっ読み返しました本当に素晴らしい作品です。 (2015年4月20日 20時) (
レス) id: aa8c2c8449 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 何回読んでも感動！大好きな作品です (2015年1月7日 21時) (レス) id: 2bdaafc832 (このIDを非表示/違反報告)
りほtim(プロフ) - 感動しました！自然と涙がでました笑 (2014年12月14日 16時) (レス) id: 53f2691fff (このIDを非表示/違反報告)
桜田舞(プロフ) - 感動しました。大好きですこの作品！ (2014年8月22日 21時) (レス) id: d9a15639e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - とっても良い作品で自然と涙が3回も溢れてきました。 (2014年6月7日 0時) (レス) id: 0782c8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青いラムネ | 作成日時：2013年8月25日 1時
