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涼介が、完全に弱り切って、
運命の日がやってきた。
あ「・・・・」
松潤「・・・・」
不思議と涙は出てこなかった…
もう…
彼は、名前を呼んでくれることも、
手を繋いでくれる事もないんだ…
ピッ ピッ ピッ ピッ
と、機会音の音が響く部屋で、
彼は寝ていた…
時々、涙は流すが…
それは、目の渇きからくるもので、
感情ではないと言われた…
あ「涼介…？
あたしだよ？分かる？
辛かったね？もう良いよ…
神様がね？解放してくれるって…
良かったね〜泣
やっと、走れるね？
やっと…泣」
私は涼介の手を握りなから言うと、
一粒の涙を流した…
その瞬間…
涼介は、私の手を弱々しく握り返してきた…
私と、松潤は驚いて、
必死で、声をかけた。
あ「涼介？
涼介っ！聞こえるの？
ねぇっ！」
そういうと、薄っすらと目を開けた彼…
口をパクパクさせて、何かを言っていた。
松潤「涼介っ！
お前、彼女置いていって、いいのか⁉
しっかりしろっ！」
あ「なに？なんていってんの？涼介？」
涼介「…………る」
あ「…………え？
涼介「ぁ…い…し…て…る」
あ「涼介……
私も…っ！
おねがいっ。死なないで…泣」
私がそう叫ぶと同時に、涼介の手は、だらんと
私の手をすり抜けてベッドに落ちた…
ベッドにすがりつき、泣きじゃくる私…
松潤「午後、10時30分…
ご臨終です…」
そういい、病室を去って行った松潤…
この日。
私の大切な人は、永遠の旅にいきました。
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** 山 田 え リ **(プロフ) - 前読んで、この作品がどうしても忘れられず、探まくっ読み返しました本当に素晴らしい作品です。 (2015年4月20日 20時) (
レス) id: aa8c2c8449 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 何回読んでも感動！大好きな作品です (2015年1月7日 21時) (レス) id: 2bdaafc832 (このIDを非表示/違反報告)
りほtim(プロフ) - 感動しました！自然と涙がでました笑 (2014年12月14日 16時) (レス) id: 53f2691fff (このIDを非表示/違反報告)
桜田舞(プロフ) - 感動しました。大好きですこの作品！ (2014年8月22日 21時) (レス) id: d9a15639e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - とっても良い作品で自然と涙が3回も溢れてきました。 (2014年6月7日 0時) (レス) id: 0782c8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青いラムネ | 作成日時：2013年8月25日 1時
