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次の日。
学校の帰り道、お花とゼリーを買って、
病院に行った。
3階に行くと、
松潤がいて、一緒に5階まで、行った。
松潤「あれ…
涼介。」
あ「え……」
私の目の前にいる涼介は、
最後に会った涼介ではなかった…
目は死んでいて、
何処を見つめているのかも分からない…
丸いソファーにもたれて、
外の方を、じーと見ていた…
死の順番を待ってるかのように…
私は、そんな涼介に近づき、
あ「涼介……？」
と声をかけた…
涼介は、こっちを見ずに、
ただただ、外を見るだけ…
あ「見て？綺麗なお花でしょ？」
涼介「・・・・・」
あ「ゼリー買って来たよ？食べる？」
涼介「・・・・・」
ただ黙って、窓を見つめる涼介…
その目には、光はなくて、
絶望感の塊みたいだった…
それが悲しくて、寂しくて、可哀想で、
私は、泣いた…
松潤は、
席を外してくれて、
周りにいた患者さんも、
チラチラこちらを見ていた。
あ「なんか言ってよっ………泣
文句でもいいからっ！」
私は、とにかく必死で、
涼介に話かけた…
でも、涼介は、
窓の方を向き、死んだような目で、
何処かを見つめていた…
私の話を聞いてるのか、
私が来た事を気づいているのかさえ、
分からない…
マネキンのように、
動かない涼介…
無表情で、希望を失った感じ…
私は、そんな涼介がほっとけなくて、
涼介の正面に回った…
涼介の力のなく、だらんとしている
手を握り、顔を近づけて……
キスをした……
希望がなくても、
ずっとこのままでも、
左足がなくても、
死んじゃっても、
貴方が好き…
そんな思いを込めて、
キスをした…
顔を離すと、
涼介は涙を流していた…
静かに、スーッと涼介の目から落ちた涙…
あ「ごめんね…？
ひとりぼっちにしちゃって…
寂しかったよね？
でも、これからは、私がいるから…
どんな時も、私はそばにいる…
涼介が好きだから…
左足がなくても、
癌でも、
死んじゃっても、
私は貴方が好きだから」
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** 山 田 え リ **(プロフ) - 前読んで、この作品がどうしても忘れられず、探まくっ読み返しました本当に素晴らしい作品です。 (2015年4月20日 20時) (
レス) id: aa8c2c8449 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 何回読んでも感動！大好きな作品です (2015年1月7日 21時) (レス) id: 2bdaafc832 (このIDを非表示/違反報告)
りほtim(プロフ) - 感動しました！自然と涙がでました笑 (2014年12月14日 16時) (レス) id: 53f2691fff (このIDを非表示/違反報告)
桜田舞(プロフ) - 感動しました。大好きですこの作品！ (2014年8月22日 21時) (レス) id: d9a15639e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - とっても良い作品で自然と涙が3回も溢れてきました。 (2014年6月7日 0時) (レス) id: 0782c8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青いラムネ | 作成日時：2013年8月25日 1時
