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ROUND 190 ページ9
「俺達はさ
疑惑もゴシップも山ほど経験してるから
笑って、冗談だって言えるけどー」
最上階の端でイトゥクの足が止まれば
ちょっと不安そうな顔
「防弾少年団くん達は、そんな風に出来る？」
あの記事を見た時のホソクの顔を思い出す
一瞬だったけど
きっと動揺してたし心配してくれてた
「何よりもまず
Aが笑えてないでしょ？」
イトゥクの手がふにゃりと私の頬をつねって笑った
「A達が、始めてのヨジャグループで
始めての後輩だったら……
俺なら心配でたまらない
相手がどこの誰であっても、その心配は変わらない」
柔らかくつねった頬から手を離して
優しく頬を指で撫でたイトゥク
「ま、俺は今でもAが心配だけどね……
って、そんな事言うと
またヒチョルに怒られるね(笑)」
バタバタと下から音がすれば
「あと、1個だけ」
そうその音を後ろに
イトゥクの表情が一気に険しくなった
「誤解であっても、相手はexoだからね
気をつけて」
「っ……」
イトゥクの言葉に不安が膨らむ
昔からサセンの多いexo
ドラマだけでも
ネットがあれだけ荒れるのにー
「ごめん、不安にさせちゃったね……
大丈夫
Aにはちゃんとした先輩がいるんでしょ？」
イトゥクの笑顔はいつも通り優しく笑ってくれてー
でも
不安そうに少し眉が下がった
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作者名：LINK | 作成日時：2018年6月9日 23時
