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ROUND 189 ページ8
イトゥクが司会のバラエティー番組の収録前
ゲストとして楽屋入りしても、回りの視線や
よそよそしくかけられる言葉に
ただ居ずらくて
テヒ達とマネが
私に話題が向かないように
スタッフや共演者の気を散らしてくれた
「おはようございます」
全ての用意が終わって
楽屋に顔を出したイトゥクの目線が
楽屋から出るよう向けられて
「ごめん」
テヒ達に小さく声をかけて廊下に出た
「着いてきて」
イトゥクの声にただ後を追う形で着いて行った
ベクは何かイトゥクと話をしたのかな……
もしかしたら、怒られるんじゃないか……
イトゥクの背中をただ視線に入れて
上る階段
「ほんとさ……笑っちゃったよ」
イトゥクの呆れた声がして
ちょっと安心した
「ご迷惑をおかけしました……」
そうイトゥクの背中に頭を下げれば
「いや……そうでもないかな？(笑)」
横に並んだ終始笑顔のイトゥクが
イタズラに笑った
「え？」
「うちのベッキョンくんはね
記事を見て高笑いをしていたよ(笑)」
「はぁ？！」
「Aのファーストゴシップはオレだからっ！
ってね(笑)」
あぁ……
馴れてる人はいいですよね……
そう思ったけど
それは口が裂けても言えなかった
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作者名：LINK | 作成日時：2018年6月9日 23時
