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ROUND 217 ページ36
「オレ達は、SMの先輩方やexoのみなさんから
Aを預かっている気持ちです……
間違ったりする事もあるかも知れないけど
オレ達は、決してAを泣かせるような決断はしない」
テヒョンの静かに呟いた言葉が
ヘッドセットのマイクから響いた
訳もわからずついていけない観客のざわつきと
exoの皆様と防弾少年団様達のステージに上がる足音がして
一気に物々しい雰囲気
「何がいいたいんだよ……っ」
ベクの手から押し付けるように渡されたマイク
押された勢いで、2人と私の距離が空いた
「お前に何がわかんだ？！」
「なんも、分からないです！」
ベクの手が、テヒョンのシャツを掴めば
テヒョンがそのベクの手を振り払う
「バンタン君達のとこにいたって
Aは幸せになれないんじゃないの？」
チャニョルがベクの横に立てば
「それは
チャニョルさんにだって分からないんじゃないんですか？」
向かいにはグク
スホさんが、ソジンさんを
ステージ下のスタッフに預けてるのが見えた
なに……
小さな違和感が不安をかき立てる
なんで、こんな掴み合いのケンカしてるのに
スタッフは止めに来ないの？
何かおかしい……
ベクとテヒョンから
また一歩、後ろに下がれば
「じゃ……Aは？」
「え？」
「お前は、どっちを選ぶんだ」
テヒョンとベクが逃げ腰の私を視線で捕らえた
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作者名：LINK | 作成日時：2018年6月9日 23時
