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ROUND 211 ページ30
当日
私達は他の仕事を終えてから
バタバタと落ち着く暇も無く会場前に到着
前日の事もあってか
首から下げた入館書をつけているマスコミとは
かなりの距離が開けられていたけど
歪んだ規制線のロープが
波のように通路に向かうのが分かった
「いくよー！
よーーーーい……どん！」
まるで運動会みたいなマネの声に
開いたワゴンのドアから
猛スピードでダッシュした
自分が呆れるくらい早く走れて
正直ビビるレベルだったと思う……
開放されたドアを通り抜けて
そのままの勢いで通路を突っ走って
共通の控え室に飛び込んだ
「よしっ！一番っ！」
「2番！」
「苦しーっ！」
「やば……みんなはやいよーっ」
はあはあって肩で息をしながら
最後のエリナが無事に走り抜けた
「なにしてるの？」
その言葉に振り向けば
まだ私服の防弾少年団様がひきつって笑った
「運動会！」
「はぁ？」
アナンの言葉に呆れ笑うユンギ
「楽しそうでなによりだね」
奥からテーブルの上の段ボールを漁る
exoの皆様も笑って
「明日、違う意味で新聞に載るんじゃない？」
ジミンの楽しそうな言葉に
4人で顔を合わせて笑った
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作者名：LINK | 作成日時：2018年6月9日 23時
