vs 防弾少年団。 (ページ28)

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ROUND　28 ページ28

　
　

　
ジミン side

スマホをテーブルに置いてスピーカーにした

「今、事務所にいるんだけど……2、3日は休むかも」

「折れてはなかったんでしょ？」

「うん！

捻挫だったらしいんだけど……

靭帯損傷まで悪化しました」

ケラケラ笑うA

まったく……

オレ達の気も知らないで

「なんで笑ってんだ？こっちは笑えないけど？」

ナムジュニヒョンの顔が

一気に怒りモードになった

「ひぇっ……」

ガチッてAが固まったのが

手に取るように分かって

「ふふっ」

みんなが笑った

「ご、ご迷惑をおかけしましたっ！」

焦って謝るA

「謝って済む問題じゃー」

「あんま無理すんじゃねーぞ」

ホビヒョンがナムジュニヒョンを無視して

テーブルに肘をついて

スマホに呼び掛けるように言った

「うんっ！」

Aの元気な返事に

みんながしかたないなって

呆れて笑った

Aに

オレ達がどう見えてるのか分からないけど

オレ達には

『Tea.』が正式にデビューする事が決まってから

7人で約束した事がある

こんなの、当たり前なことかも知れないけどー

1. ちゃんとした先輩でいれるように自分達がしっかりすること

1. 『Tea.』がみんなから好かれるグループになるように、ちゃんとサポートすること

1. あの3人に見劣りしないように、Aをちゃんとみんなから好かれるアイドルにすることー

その為に

Aを絶対に甘やかさないこと

でも、実際には先輩面出来るほど

オレ達だってしっかりしてる訳じゃないんだ

　
　
　