vs 防弾少年団。 (ページ15)

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ROUND　15 ページ15

　
　

結局、みんなよりかなり遅れて

定食とソクジン特製デザートを食べ終えた

「A、まだ鍋あるぞ」

ニコニコホソク

お前ら、性格悪すぎんだよっ！

「ちきしょー走って帰ってやる……」

ラグに座ったまま、ソファーに顔を埋めた

「ダメだよ？なんかあったらどうすんの？」

グクが心配してくれてるけどー

「猛ダッシュするから平気だもんっ！」

「そんな急に、体動かないでしょ？」

グクが笑った

「じゃ、転がしてやろうか？」

「はやいかもー！」

長いテーブル向こうから

ホソクとテヒョン、それにジミンがゲラゲラ笑う

3人まとめて潰してやろーか？コロコロって！！

「明日、楽しみー！」

テヒとエリナは、肌の話で盛り上がってるし！

「あーぁ！コラーゲンいいなぁー！明日にゃみんなツルツルのピカピカなんだろーなぁ！いいなぁー！あーうらやまー」

「はいはい、片付け」

いじけモードの私の肩に

ポンってユンギが手を置いた

「あ、はい」

重い体を起き上がらせて

ソファーに手をついて立ち上がった

「確かに、体動かないかも……」

「だよな？」

ユンギが笑って、2人でキッチンに向かった

久しぶりにちゃんとしたご飯を食べた気がする

ここ最近は

あまり美味しくない

ロケとかスタジオのお弁当ばっかりで

宿舎でご飯を食べる事も少なくなってた

食欲も失せてたから

「(マズイ)弁当食うぐらいならダイエットっ！」

なんて言って、ろくなもん食べてなかった

洗い物をするソクジンの横にならんで

食器をふきふき

拭いた食器をユンギが片付けて

Tea.の料理担当アナンが

余った食材をラップやタッパに分けていく

アナンとソクジンで

余ったコラーゲンボールと野菜を使って作る

ヘルシーレシピの話をしてるのを

ただひたすら食器をふきふき聞いてた

「お腹一杯になったか？」

横でユンギが食器を待ちながら聞いた

「うん！苦しいくらい」

「そうか、ならよかった」

ユンギが、私からお皿を受け取って重ねた

「鍋、食べたかったけど……」

「鍋なんか、いつでも食えるだろ？

それより、ちゃんと食わないと体もたないぞ？」

ユンギが重ねた食器を手に笑った

　
　