LIFE～私と火拳と不死鳥と～ONEPIECE (ページ24)

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Episode２３ページ24

エースは…いきなり何を言い出すの？

恋をしたことがあるかどうかって…

頭に1人の人物が思い浮かぶ

同時に胸がいっぱいになった

昨日からあの人のことを考えると胸がこう…

キュッとなるかんじ

これがたぶん恋なんだと思うけど…

「恋…したことあるよ」

あー、言っちゃった

いっそのことエースに相談でもしようか…

いや、やーめた笑

「そうかぁ…」

「エースは？」

「…あ？」

「エースは恋したことあるの？って話」

エースの質問を逆に利用しよっと

恋の話とか私大好きだし、

これからこの船にいるんだからクルーの、

家族のこと知りたいもん

「俺は…」

「おっ、Aー！エース！」

声のする方角へ顔を向けるとそこにはリーゼント頭のアイツがいた

「サッチ！あれ、サッチがいるってことはここが…」

いい匂いがしてきた

部屋の中でワイワイとみんなの楽しそうな声も聞こえてくる

「食堂だ！」

やっと着いた

今度こそ道覚えとかないと…

「エース、案内してくれてありがとう！」

横にいる少し背の高いエースにニコッと笑いながら言う

「お、おう！もう、道忘れるなよ」

「言われなくてもわかってますー。ほら、ご飯食べに行こ？」

私はあの人を探した

どこにいるのか……いた！

エースを連れて行こうとしたら、すでに私の前を歩いている

でも、私が行く方向と同じだったからついて歩いた

「エース、A、遅かったねぃ。どうしたんだよぃ？」

聞いたのはあの人

私の恋の相手、マルコ

「A…？聞こえてるかぃ？」

「え、あ、うん！えっと…何の話だっけ？」

こうやって名前を呼ばれただけでも私が私でなくなるみたいにおかしくなる

「本当に、平気かぃ？どこかがおかしい気がするんだけど…」

「大丈夫だって。いつもの私だよ？」

「そっか。ま、いいよぃ。何で遅れたんだ？って話だよぃ」

「あぁ、ただ道に迷っただけだよ？どうしようって思ってたら場所がエースの部屋の前だったから一緒に来たの」

「なるほどねぃ…」

マルコはその後に少し考え事をしてるような顔をしてた

＿1時間ほどたった

ご飯も食べ終わって、食堂には私1人

昔から食べるの遅いんだよね…

おかげで一人ぼっちになる

「サッチー？お皿どこにやればいい？」

「あ、じゃあコッチに渡してくれ！」

忙しそうだ

全員分の食事作ってお皿洗って

私にもそうみんなのためにできる仕事ないかな？