LIFE～私と火拳と不死鳥と～ONEPIECE (ページ16)

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Episode１５ページ16

マルコside

「時間がねぇ。早く乗るよぃ」

不死鳥の姿になって背中に乗せる

背中に人を乗せるなんて初めてだからうまく飛べるかわかんない

でも、そんなことを考えてる暇はないんだよぃ

Aはそばにあったカバンを持って俺の背中に乗った

大空へ飛んだ

風がスゴく気持ちよかった

そういえば、今日はAのことで焦っていて風の気持ちよさなんて感じて飛んでなかった

「キレイですね…。大空から見る景色って」

「だろぃ？船から見る海もキレイなんだ」

「そうなんですか？わぁ、楽しみ」

さっきから気になってるんだよな…

あのAの話し方

です、ます調じゃなくていいのにねぃ…

「あ、あの…私の家に寄ってもらっていいですか？すぐ終わらせます！取りに行きたいものがあるんです」

「わかったよぃ」

方向を変えて飛びに行く

急がなきゃ

サッチが小電伝虫渡してくれたとはいえみんなに迷惑はかけられない

俺はAの家に行き、Aの部屋の窓で降ろす

「A、今何時だぃ？」

「12:55ですよ」

んー、ここから5分で船までいけるか？

でも、Aの準備の時間を考えると…

俺は人の姿に戻り家の屋根に座った

ポケットから小電伝虫を取り出す

かけとく、か

「あー、サッチかぃ？」

「ああ、そうだ。マルコ、どうだった？」

「一緒に来てくれたよぃ。で、今アイツの家にいる。取りたいものがあるんだってよぃ」

「そっか。かけてきた理由って間に合うかどうかわからないとかそんなことだろ？」

「あ、そうだよぃ。よくわかったなぁ」

「だてにお前と何年もいねぇよ。オヤジや航海士チームには俺から言っとく」

「ああ、すまねぇよぃ。じゃ、切るよぃ」

『ガチャ』

電伝虫をきった

「少し遅くなってすいません。もう終わりました！」

下からAの声が聞こえた

俺はまた不死鳥の姿になってAを乗せた

背中にはさっきと違うアイツがいる

着替えて、刀を背負っている

「あの、前から聞きたいことがあったんですけど…」

「なんだぃ？」

「どうして私のことをそんなに気にかけてくれるんですか…？私とマルコはこの間会ったばかりなのに」

そんなこと決まってる

「ほっとけないからだよぃ」