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そんな中

彼女と会うことは俺の入院生活に必要な事となって

たいていは俺が

「聞いてもええ?」

って話振って

彼女が

「内容によるよ」

って笑いながら答えてくれる


そんなやり取り


彼女から俺の事を聞いてくる事は無くて

10も下の子に

俺が一方的に自分の気持ちを

質問って形に変えて彼女に投げかけて

彼女が答えてくれる

そんなやり取りを繰り返して


カウンセリング受けとる

そんな感じやった


ずっと

上手いこと毎日会えとったのに

二日続けての大雨で

屋上に行かれへんかった


病室で

勝手に手が震えるほどの恐怖と

一人きりで闘いながら過ごす


やっと晴れて

屋上に出れた夜は

彼女は来んくて


月の見えへん曇り空の下


俺はまた

ある事を決めていた

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作者名:UTA | 作成日時:2020年9月19日 9時

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