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彼女と話す以外の時間
一人きりのベッドで
色んなことを考える
手術する前は
やっぱり頭やし
色んな症状も出てきて
誤魔化し誤魔化しでは無理んなって
生きるか死ぬか
その二択しか無くて
そしたら答えは
生きる
しか無くて
手術ん時に
アホほどのリスク説明されて
けど
嫌やなんて言えるわけも無くて
黙って
同意書にサインする一択やった
手術は成功やったんやし
今
生きてるんやし
それでええはずやのに
それが
俺の望んだことやったはずやのに
どんだけ出てくるか分からん
後遺症の数々を
受け入れなあかんことを
生きてる限り無くならん
再発の恐怖を
受け入れるしかないことを
俺の人生の半分以上を
賭けてきたあの世界を
俺の人生の半分以上を
駆けてきたあの仲間を
手放さなあかんかも
そう思ったら
泣くことすらできひん
恐怖が襲ってきた
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作者名：UTA
| 作成日時：2020年9月19日 9時
