LIAR INFERNO-法螺吹きの業火-【合作オリジナル】

第32話 ページ33

【波風射美子】(闇鍋ソース)
吐き気がする
部屋に戻ってきて早々こうなるとは…
先程すれ違った白雪まつり…
あいつは筋金入りの嘘つきだ
一見怯えたような素振りと頼ってほしくなる雰囲気を醸し出しているがその裏にあるのは嘲笑だ
それが何に対するものなのかはわからないがきっと見下している
LIARかどうかはまだ断定できないがグレーをつけておこう
要注意人物として
隅で医務室からとってきた吐き気止めを飲む
粗方持ってきておいてよかった
特にこれは今後必要だろう
嫌悪感を押さえなければいけないしな

(さて、まずやるべきは…)

スッと立ち上がると私は誰も見ていないルールブックと地図を見る
やはり実際にいって書いておいて正解だ
いかなければわからない場所も多々あった
取り敢えずノートにこっそり新しい情報も書いておく
あ、食堂行ったらガスも手に入るか？
あと金属も
これでかなり発明の幅が広がるな…
…あればだが
あればいいな…

(さて、ではあとは人間観察といこうか)

私はまた皆からはなれ、聞き耳をたてながら観察を始めた

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