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第20話 ページ21

[波風射美子](闇鍋ソース)

私は不機嫌だった
しばらくして大体のメンバーが起きたあと鳴りを潜めていたのに結局は大勢のいる間に連れ込まれてしまった
そして自己紹介

「波風射美子だ。よろしくはしなくてもいい。この状況下嫌な気分にさせるのは申し訳ないが、出来ることならば関わらないで欲しい。」

明らかに印象が悪いのだろう何人かは眉をひくつかせている
しかしそんなことはどうでもいい
私だってこの状況下居心地が悪くて悪くてしかたがない
何故か?
大半が嘘つきだからだ
目や態度を見ればわかる
己を偽りまくっている
その腹の中身はどす黒いもので満たされているのだろう
本当にさっさとこんな場所から出たい
愛しのラボに帰りたい
そんなことを考えていると女が一人部屋に入ってきた
何かもっている
連中の一人に保護されるように来た彼女
私は手元のものについて聞いた

「特に深い意味はないしはっきりいってどうでも良いのだが…それは?」

すると彼女は一瞬嫌そうな目をしたあと少し怯えたように言った

「えっと…なんか、安楽死の薬で。危険かなーって思って持ってきちゃった。」

あはは、と苦笑いして徐に目をそらす彼女
私はそうかと返し続けて言った

「それはまだあったか?」

「あー・・・うん。結構沢山あったよ。人数分あったかも。」

「そうか。…少し出てくる。自己紹介も終わったしもう良いだろう。」

「え、ちょっと!一人で動くのは危険だよ!?」

一人がそう言うが私は無視して彼女が出てきた扉の向こうへ去っていった
何よりあの嘘つきだらけの場所から少しでも離れたかった
進んでいくと確かに安楽死の薬が19個ある
先程あの女が持っていたのをあわせれば20
成る程、これで死ねと言うことか
殺すぞ
これだから権力者は嫌いだ
自分がこんな状況下におかれれば真っ先に文句を言う癖に
私は白衣の裏ポケットに2瓶程隠し持つ
何かあった時用とここから出たときに改良して使う用だ
お前らが用意したのだ
お前らが責任もって使え
そして死ね
にしてもやはりあの場所には戻りたくない少し散歩がてら色々見て回るか
ここの設備も見て回っておきたい
何なら武器になり得る、または作れそうなものも探しておきたい
そう思い私はあの部屋からさらに遠ざかっていったのだった

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葡萄ゆづゆ(プロフ) - 続編作るので少々お待ちください! (2019年5月24日 5時) (レス) id: 558c917974 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - メモ欄にメモを残しておきました。更新時に書くのを忘れていたので! (2019年5月21日 18時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - と思ったら続編に続いちゃうので制作者様が作るまで待ちます… (2019年5月21日 17時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新します! (2019年5月21日 17時) (レス) id: a314e0ab78 (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ紅蓮(プロフ) - お蜜柑食べたいさん» 修正どうぞー (2019年5月21日 12時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青少年心情行動観察実験許可法被験者一同 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月2日 9時

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