61 ママの思惑 ページ26
Aside
「あ！A！
Aもお手伝い？」
『まあね〜』
「！」
ドンとギルダと階段ですれ違う。
その先には私以外の最年長がいた。
『元気してた？』
「「「……」」」
「…やはり
脱走は不可能だ」
『え…』
え、スルー？
「でもどうやって…
あれから体中探したけど
埋められた
どこにもなかったよ」
「服や靴にもね
––––レイ、A」
ノーマンに話を振られたから
発信器のことについて話す。
「つまり？」
「仕組みを予想して
場所や壊し方を特定するのは
困難ってこと
まして
お手上げだ」
「確かに…
鬼独自の技術の可能性も
むしろその方が…」
「え…」
エマが目を見開いてこっちを見た。
「詰んでない？」
「『詰んでる』」
「だめじゃん！！」
「レントゲンとかあればな」
『いやそれこそフィクションだよw』
「––––いや
仕組みじゃなくても予想はできる
考えれば必ず
ノーマンが真剣な顔して考え始めた。
「………」
「情報が足りなさすぎる…！」
「それな」
けどそれでも見つけなければ…
発信器の「場所」と「壊し方」
………
ノーマンが窓から下を見る
庭ではママとチビ達が遊んでる
「
––––の“余裕”なのかな」
「？」
そりゃそうだろ…
ママは母であり師なんだ…
私達を教え育てたのはママ
「ママだよ
引っかからない？」
ノーマンは話を続ける
「うまく言えないんだけど
回りくどいと言うか
手ぬるいと言うか…」
『標的を探す必死さに欠ける』
「そう！
引っかかるんだ…
思いすごしならいいんだけど…」
その時誰かが
パタパタと階段を上がってくる音がした。
ドンとギルダかな…
「おーいサボんなよ最年長〜
A来たのになんもかわってねー！」
「！
ごめんごめん！
さっさと終わらせよう！」
「あーコレ
また明日も続くのかな〜」
安心して
もう終わるよ
まあ、別の意味では始まりだけどね…
–––––
––
「「「え」」」
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赤目(プロフ) - マイケルさん» んふ、ありがとう (2020年9月2日 15時) (
レス) id: 4a239a3694 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル - 赤目先輩……凄いな((((( (2020年9月2日 15時) (レス) id: 101a02f672 (このIDを非表示/違反報告)
赤目(プロフ) - ぴらるくさん» ありがとうございます！CSS褒めてもらって嬉しいです！ (2020年4月25日 19時) (レス) id: 4a239a3694 (このIDを非表示/違反報告)
ぴらるく - めっちゃ面白いです！大好きです！そして背景とかがおしゃれで世界観出てます！ (2020年4月25日 19時) (レス) id: 995d2a3f3d (このIDを非表示/違反報告)
赤目(プロフ) - ノルアンさん» 返信すごい遅くなってごめんなさい！面白いなんてお言葉ありがとうございます！凄いなんて滅相もない！ (2020年3月7日 18時) (レス) id: 49e8a35362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼龍=haruhiko= | 作成日時：2020年1月4日 0時
