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No.69〜哲也side〜 ページ19

朝早くに携帯が鳴り出した。

TY「…もう。朝早くに誰?」

そう思って携帯を見ると…敬浩くんからだった。

え?もしかして俺、寝坊した感じ?

TY『もしもし。』

敬『哲也くん。Aに告白したの?』

TY『え、ちょっと待って。いきなりどうしたの?』

敬『俺、昨日、Aに告白された。』

何だ…

その報告はいらなかったな…

敬『…その時に哲也くんに告白されたってことも聞いたから。』

TY『あー。』

敬浩くんもまだAのこと、好きだよな。

何だよ。両思いじゃん…

敬『…Aのこと、幸せにしてやってな。』

TY『え!ちょ、どういうこと?敬浩くんは?』

敬『…俺は、彼女を…幸せにしなきゃ。
じゃ、またあとで。』

敬浩くん…

声でわかった。元気がないことは。

両思いなのに彼女という存在が邪魔して付き合うことができない…

そのことが敬浩くんとAを苦しめてる。

TY「そんなことより!A!」

敬浩くんのことがあんなに大好きだったんだもん。

Aのことだから泣いてるに違いない。

そう思ってAの家に走った。

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作者名:ゆみみん | 作成日時:2015年2月14日 1時

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