No.65 ページ15
いざ、気持ちを伝えるとなると何て切り出したらいいかわからなくて…
しかも、彼女いる人に気持ち伝えるって…
敬「A?」
「…ごめんごめん!話すね^ ^」
自分の心臓の音が聞こえる。
好きな人にフラれるのってこんなにも辛いんだな…
「はっきり言うと…私、敬浩が好き。」
敬「…え?」
「本当はね、ふったときもまだ好きだったの。
けど…テレビで女の人と絡むのを見るたび嫉妬しちゃう自分が嫌で、
私がいない方が敬浩がのびのびできる気がして…」
敬「…今さらずりぃよ。」
「わかってる!敬浩に、彼女がいることは。
だから、せめて、気持ちだけでも…って思って。」
敬「…俺、Aのこと…」
「私ね、てっちゃんと付き合うことに決めたの。」
何言われるのかわからなくて、怖くて…
私は話を遮った。
敬「…ちょ、待ってよ。何で?」
「麻那に言われたの。前に進もうって。付き合ってから好きになることもあるって。」
敬「…だからって、何で哲也くん?」
「告白、されたの。てっちゃん、いつも優しくしてくれるし、大事にしてくれそうだから。」
敬「…臣じゃないんだ。」
「…臣と付き合っても、また傷つける気がするから。」
敬「…岩ちゃんは?」
「何で剛典くん?笑」
敬「…いや、何でもない。今日泊まっていい?」
「…うん。」
敬「…今日だけ…今日だけ一緒寝よう。」
そう言って2人でベッドの中に入った。
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作者名:ゆみみん | 作成日時:2015年2月14日 1時