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よし寝よう、そしたらきっと覚めるはず。
そう思って再び温もりの残る布団へと潜り込んだのだが、数秒後すぐに目が覚めることになった。
｢Aー！遅刻するわよ！！｣
階下から聞こえてきた母の大きな声でパッチリと目が覚めてしまった。どうやらこの夢はしばらく続くようだった。
仕方なく身体を起こし、制服を着ようと鏡の前に立つと再び驚きで小さく声が出た。
『...っ!
......私だ...』
何もこんなところまで。と思うほど外見は高校生の時の私そっくりで。
小さい頃から視力が悪かった為していた度の強いメガネに肩までの真っ黒の癖っ毛。
なんとも垢抜けない高校生当時の自分を思い出し、漏れるのは苦笑いだけだった。
数年ぶりに着る制服に腕を通し、急いで一階へと降りた。
ダイニングではあの頃のように父と弟が朝食をとっていて、母は遅かったわね〜なんて言いながら洗い物をしている。
夢にしてはリアルな光景だ、そんなことを思いながら母の作ってくれた朝食を食べ、微かな記憶を頼りに登校した。
確か2003年だったから、高校二年生になるのだろう。今日は4月1日。新学期のはずだった。
分かってはいるもののクラス表に目を通し、自分のクラスへと足を向けた。
｢Aちゃん！おはよう。今日遅かったね｣
『うわ、ミクちゃん。おはよう。ひ、久しぶり』
ミク｢何言ってるの。笑
春休みにも会ったでしょ｣
『あ、そっか。笑』
高校に入学してから知り合ったこの子とは、三年間同じクラスでとても仲が良く、今でもたまーに連絡を取り合う仲だ。
私は上京し東京へ、この子は地元に残って就職した為、会うのは帰省してタイミングのあった時だけ。
だから、すごく久しぶりだった。
まあ、この場合、久しぶりという言い方が合っているのかは分からないけど。
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葵(プロフ) - なつまつりさん» コメントありがとうございます！共感のお言葉嬉しいです(*^^*)更新は遅いのですが良かったらこれからも見てやってくださいm(_ _)m (2019年10月3日 20時) (
レス) id: 8a8cdb1742 (このIDを非表示/違反報告)
なつまつり(プロフ) - 初めてコメントします。EXILEさんのSummer time love！私も青春真っ盛りの高校時代に良く聴いていました。お話が曲にピッタリで、私も夏が好きなのでとても楽しいです。 (2019年9月29日 23時) (レス) id: f5235ef8fc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - さこさん» さこさんありがとうございます(；＿；)！これからもどちらもよろしくお願いします( ´ ▽ ` ) (2019年9月7日 9時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - LINE＠楽しかったです(^^)9日から〜のLINE@も楽しみにしてます(^^)このお話の続きも楽しみにしてます(^^) (2019年9月6日 22時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - atokさん» 実はそうなんです(._.) (2019年5月23日 8時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2019年4月1日 22時
