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隆二「…あ、いや。…なんでもない」
健二郎「なんやねんそれ。笑」
アヤミ「じゃあとりあえず行ってらっしゃい〜!あ、私炭酸飲みたいから炭酸と適当に雑誌買ってきて!」
『アヤミちゃん、結構薄情者…』
それなって隣で笑う臣くんに笑いかけ、キャンプ場に置いてある無料の貸し出し自転車に二人で跨った。
じゃあ出発するよって臣くんの言葉に一回頷くとキャンプ場からコンビニへと続く道を自転車に乗った私達は下っていった。
視界には今市くんよりも大きめだけれど、筋肉がつき引き締まった背中。
サラサラと風になびく髪の毛は真っ黒だった。
グルグルと山に沿うように敷かれた道を下り、コンビニへと真っ直ぐ続く開けた道に出た。
臣くんはふざけて両手を離し、みてみて!と笑いながら自転車を漕いだ。
『危ないからやめて!』
広臣「はいはい。笑」
ほんとに男の子ってそういう事するの大好きなんだから。飽きれながらも連られて笑いが零れた。
コンビニについて、アヤミちゃんに頼まれていた飲み物と雑誌、花火を買い物かごに入れ、レジへと向かった。どこかに行っていたと思っていた臣くんは大量のお菓子を持ってこちらにやって来た。
大量の買い出しも終わり、自転車かごにパンパンの荷物を乗せて来た道を戻る。漕ぐの交代しようか?と持ちかけたがいいと断られてしまった。
広臣「俺、今日来てよかった」
『え?…私もだよ』
広臣「Aちゃん達にも会えたし」
そう言ってこちらをちらっと振り返り笑った臣くん。そういう所、なんかずるいよなあ。
広臣「うぉぉぉ!上り坂…はぁ…きっ、つい!」
『頑張って。笑』
広臣「ちょ、Aちゃん…降りてっ」
『さっき臣くんが漕ぐってゆったじゃん』
私がそう言うとそれとこれとは別だろ!って息切れ切れにそう言われた。
言われた通り静かに自転車を降りると、自転車を漕ぐのに必死で私が降りたことに気が付かなかった臣くんは私を置いて行ってしまいそうになった。
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葵(プロフ) - なつまつりさん» コメントありがとうございます!共感のお言葉嬉しいです(*^^*)更新は遅いのですが良かったらこれからも見てやってくださいm(_ _)m (2019年10月3日 20時) (レス) id: 8a8cdb1742 (このIDを非表示/違反報告)
なつまつり(プロフ) - 初めてコメントします。EXILEさんのSummer time love!私も青春真っ盛りの高校時代に良く聴いていました。お話が曲にピッタリで、私も夏が好きなのでとても楽しいです。 (2019年9月29日 23時) (レス) id: f5235ef8fc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - さこさん» さこさんありがとうございます(;_;)!これからもどちらもよろしくお願いします( ´ ▽ ` ) (2019年9月7日 9時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - LINE@楽しかったです(^^)9日から〜のLINE@も楽しみにしてます(^^)このお話の続きも楽しみにしてます(^^) (2019年9月6日 22時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - atokさん» 実はそうなんです(._.) (2019年5月23日 8時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2019年4月1日 22時