検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:66,910 hit

20 ページ21

.




前で自転車を漕ぐ今市くんのサラサラの金髪が風に揺れて光っている。
大きな橋を渡ると、この町にある一番大きなスーパーが見えてきた。




隆二「よし、着いた。」


『おつかれさま』


隆二「橋キツかったなー。委員長乗ってたから」


『ごめんね、重くて!』


隆二「あはは、冗談だって、笑」





スーパの入口に置いてある大きなカートを今市くんが乗って走り出してしまいそうな勢いで引くものだから思わず危ないよと声をかけてしまう。




大丈夫だよって笑いながらすぐ側の壁に軽く衝突してしまった今市くんに慌てて駆け寄った。




『ちょっと、大丈夫!?』


隆二「うん、大丈夫。笑」




何だろうな、この放っておけない感じ。
でも、不思議と嫌悪感よりも何よりも楽しいという感情が湧いて出てくる。気がつけば敬語もすっかり抜けて素で話をしている自分がいて。



女の子たちが今市くんに夢中になる理由が彼と過ごした数ヶ月でなんとなく分かったような気がする。




隆二「とりあえず肉と、肉と...肉と」


『野菜と、お米と〜』


隆二「肉と」


『肉ばっかりじゃん!』


隆二「委員長厳しいな〜笑」




いや厳しいとかじゃないし…。
そんなにお肉が好きなのに今市くんは細身だ。むしろ私より細いのかもしれない。
女子からしたら羨ましい体質だよな。





それから時間はかかったがなんとか、必要な食材や取り皿、飲み物それらを買い終えた。



自転車のかごと荷台に積まれた大荷物。帰りは集合した場所まで自転車を押して帰ることになった。





隆二「委員長やっと敬語なくなったね」


『う…ちょっと慣れてきた』


隆二「そっか。笑
名前も今市くんに昇格したね。なかなか呼んでくんなかったよね」


『だって、今市くんの顔怖いんだもん』


隆二「見た目だけだよ。中身は優しいのに」


『それ自分で言うことじゃないし』




私がそう言うと、今市くんは昨日電話先で聞いた時のようにふふっと小さく笑いを零した。




.

21→←19


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
447人がお気に入り
設定タグ:三代目JSoulBrothers , 今市隆二 , 登坂広臣/山下健二郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - なつまつりさん» コメントありがとうございます!共感のお言葉嬉しいです(*^^*)更新は遅いのですが良かったらこれからも見てやってくださいm(_ _)m (2019年10月3日 20時) (レス) id: 8a8cdb1742 (このIDを非表示/違反報告)
なつまつり(プロフ) - 初めてコメントします。EXILEさんのSummer time love!私も青春真っ盛りの高校時代に良く聴いていました。お話が曲にピッタリで、私も夏が好きなのでとても楽しいです。 (2019年9月29日 23時) (レス) id: f5235ef8fc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さこさん» さこさんありがとうございます(;_;)!これからもどちらもよろしくお願いします( ´ ▽ ` ) (2019年9月7日 9時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - LINE@楽しかったです(^^)9日から〜のLINE@も楽しみにしてます(^^)このお話の続きも楽しみにしてます(^^) (2019年9月6日 22時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - atokさん» 実はそうなんです(._.) (2019年5月23日 8時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年4月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。