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約束 ページ28
A
楽しい時間はあっという間
空港へ向かう電車の時間が迫っていた
駅まで車で送ってる間も
翔の右手は常に私のどこかに触れていた
翔
「Aを連れて帰りたい」
拓未がいなければもしかしたら
ついていったかも
あと5分で電車がてる
目の前の改札口を翔が通ってしまえば
今度いつ会えるかわからない
笑顔で別れなきゃって思うのに
視界がゆらゆら揺れていく
翔
「泣くなよ 俺いけなくなるじゃん」
ごめんね そんなつもりじゃないの
明るくまたねって手を振りたいの
でも涙は止まらないし
「行かないで」
めんどくさい女になってる
馬鹿だな私………
翔
「A」
ここはは大きな駅で
改札口が目の前で
大勢の人がたくさん行き来してる
そんなところで翔は
私を抱き締めて
両頬に手をよせて
口昼を重ねてきた
翔
「いつか迎えに来るから
必ず迎えにいくから
俺を信じてまっていて」
そう言い残して走って改札口の向こうへ
返事してないのに
待っていられる保証なんてないよ
信じてあげていられる保証なんて
ないよ
迎えに来てくれるまで待つって
いつまでよ
寂しさだけを残して
電車は出発していった
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作者名：ゆふり232425 | 作成日時：2017年4月24日 8時
