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久しぶり ページ26
A
拓未を実家に預けてきた
東京にいってる大学地代の友達と
会うって口実で
ママはともかくパパも仕事を休んで
拓未を見てくれるって
部長さんなのに拓未の事になると
ただのジジバカだな
待ち合わせは駅に隣接する
デパートの中の喫茶店
こんなデートらしいデートなんて
もう出来ないと思っていた
翔とはほら ホテル直行だったから
巻いた髪の毛崩れてないかな
お化粧ケバくないかな
28歳に見えるかな
子持ちのおばさんに見えないかな
社会から離れて子供と向き合う日々
もうドキドキがとまらないの
頼んだアイスティーも飲み干して
そわそわしてる私に
翔
「久し振り」
そういって目の前に現れた翔
少し顔まるくなった？
でもカッコいい スーツを着こなして
髪もちょっと茶色くなって
翔の顔をずっと見ていた
翔
「なんか言えよ あんまみんなって」
「あ ごめん 久し振りでつい」
翔
「A綺麗になったなー」
「翔は少し太った？」
翔
「お前いきなりそれ言うか？
ここんとこ飲み会ラーメン
飲み会ラーメン続いてさ」
「働いてるねーサラリーマン」
翔
「あったりめーだろ
それより 行こっか」
久し振りに繋がれた手
翔の体温を感じて
あっという間に鴇が戻ってくのが
心地よかった
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作者名：ゆふり232425 | 作成日時：2017年4月24日 8時
